トリュフは、子のう菌類のセイヨウショウロタケ科の一部とイモタケ科の一部の地下性菌類(外生菌根菌)の総称で、本場はフランス、プロヴァンス。ところが、この世界的な高級きのこはフランスやイタリアなどのヨーロッパ以外にもインドや中国などのアジアでも発見されており(アジア産の黒トリュフはインドで最初に発見)、今では中国の雲南省が世界一の黒トリュフの生産国となっているようです。
日本でもトリュフは発見されており、1977年に京都府の広葉樹林で見つかった黒トリュフは、「イボセイヨウショウロ:Tuber indicum(インド産の意味)」と命名され、アジアでは中国よりも早く見つかっているようです。ただし、アジアの黒トリュフは、厳密には子のう胞子の形態が明らかに異なることから、ヨーロッパ産とは異なるものとされており、どうやらトリュフにはヨーロッパクループとアジアグループとが存在するようです。
ところで、トリュフ探しに「豚」を使うことは有名ですが、なぜ「雄」ではなく「雌」豚が活躍するのか、ご存知でしょうか? それは、トリュフには雄の豚が交尾期に分泌する「性フェロモン」に似ている「臭い」が含まれているからなのだそうです。ただし、豚はせっかく見つけたトリュフを食べてしまうことから、本場フランスでは今ではトリュフ探しの訓練を受けた犬が活躍しているのです。 |