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洋楽/男性VO/HM・HR

Van Halen
ヴァン・ヘイレン(アメリカ)
1984
6作目
ヴァン・ヘイレンは、 「ジャンプ」などのヒット曲で知られる。 また、リーダーで、ギタリストのエドワード・ヴァン・ヘイレンは、「ライトハンド奏法」を広く普及させた人物としても有名である。全米で5650万枚、全世界で8000万枚以上のアルバムセールスを記録している。

エディとアレックスのヴァン・ヘイレン兄弟はジェネシスというバンドを結成。 兄弟揃ってパサディナシティカレッジに入学すると、バンド名をマンモスとして、対バンド仲間であり校内で人気を争っていたレッド・ボールジェッツからデイヴィッド(デイヴ)を引き抜く。 マンモスはPA機材をデイヴから借りていたが、そのレンタル料が惜しくなっての引き抜きだったとも言われる。 また同じ学校のスネイクというバンドからヴォーカル兼ベーシストのマイケルを迎え入れ、デイヴの提案によりバンドは名前をヴァン・ヘイレンと改める (ちなみにイギリスでは「ヴァン・ハーレン」と呼ぶ)。
バンドは1976年、KISSのジーン・シモンズの資金援助を受け、デモテープを作る。 しかしレコード会社は興味を示さなかった。 1977年11月、レギュラー出演していたクラブに、ワーナー・ブラザーズ社長のモー・オースティンと、プロデューサーのテッド・テンプルマンが突然現れバンドに契約書を渡し、24時間以内の契約を迫るが、バンドはその場で契約を決めた。

1978年1月、シングル「ユー・リアリー・ガット・ミー」(キンクスのカヴァー曲)でデビュー。
2月、アルバム『炎の導火線』(原題:Van Halen)をリリース。 全米最高位19位。 瞬く間に150万枚を売り上げ、プラチナディスクを獲得する。
6月、初来日。他のミュージシャンの来日ツアーがキャンセルとなったことにより、デビュー後半年という異例の早さでの初来日となった。
1979年4月、セカンドアルバム『伝説の爆撃機』(原題:Van Halen II)をリリース。 全米最高位6位。 再びプラチナディスクを獲得。
9月、再来日公演。
1980年4月、サードアルバム『暗黒の掟』(原題:Women And Children First)をリリース。 全米最高位6位。 全曲オリジナル曲となる。
1981年5月、4枚目のアルバム『戒厳令』(原題:Fair Warning)をリリース。 全米最高位5位。 このアルバムからキーボードが導入される。
1982年4月、5枚目のアルバム『ダイヴァー・ダウン』(原題:Diver Down)リリース。 全米最高3位。 先行シングル「オー・プリティ・ウーマン」のヒットに合わせて急遽制作されたアルバムで、半分近くがカヴァー曲。 また、ヴァン・ヘイレン兄弟の父親、ヤン・ヴァン・ヘイレンもクラリネットで参加している。
1983年5月、当時のギネス記録を塗り替える出演料で、ロサンゼルスにて開催された「USフェスティヴァル」に出演。
1984年1月、6枚目のアルバム『1984』リリース。 全米最高2位。 ちなみにその当時の1位を守っていたのは、マイケル・ジャクソンの『スリラー』で、エディが「今夜はビート・イット」にギタリストとして参加している。また、マイケルのツアーにも一部参加した。シングル「ジャンプ」は5週連続1位、「パナマ」「アイル・ウェイト」もトップ20ヒット。
1985年7月頃、デイヴィッド・リー・ロスが脱退。 後任のヴォーカリストに元モントローズのサミー・ヘイガーを迎える。
1986年3月、7枚目のアルバム『5150』リリース。 新生ヴァン・ヘイレンは多くの人に受け入れられ、ついに全米最高1位を記録する。シングル「ホワイ・キャント・ディス・ビー・ラブ」がトップ3ヒット。
1988年5月、8枚目のアルバム『OU812』リリース。 再び全米1位を記録する。
1991年6月、『F@U#C%K』(原題:For Unlawful Carnal Knowledge)リリース。 全米初登場1位を記録する。
1993年2月、初のライヴ・アルバム『ライヴ:ライト・ヒア、ライト・ナウ』(原題:Live:Right Here, Right Now)リリース。 全米最高5位。
1995年1月、アルバム『バランス』(原題:Balance)リリース。 前作に引き続き初登場1位を記録する。 結合双生児を使ったジャケットの画像は、日本では自主規制により別の画像に差し替えられている。
1996年6月、サミー・ヘイガーの脱退が伝えられる。 また、ベスト・アルバム用の新曲のために、デイヴィッド・リー・ロスが参加していることも伝えられる。
同年10月、ベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ』(原題:Best Of Volume 1)リリース。 18年の集大成であるとともに、10年ぶりにオリジナルメンバーでの新曲が含まれたアルバム。 しかしデイヴィッド・リー・ロスはバンドに戻らず、ミッチ・マロイも候補に上がったが、3代目ヴォーカリストは元エクストリームのゲイリー・シェローンと発表される。
1998年3月、『ヴァン・ヘイレンIII』リリース。 全米最高4位。
1999年、レコーディング中にゲイリー・シェローン脱退。 ヴォーカリスト不在状態となる。
その後、エディの癌、腰の手術などの影響で、バンドは休止状態となる。
2004年初頭、サミー・ヘイガーが電撃的に復帰。 6月から全米ツアーを開始し、8月には2枚組ベスト・アルバム『The Best Of Both Worlds』をリリースする。 しかし、サミーとエディーの関係は再び悪化して、アルバム作りが進まない状態に陥った。
2006年マイケル・アンソニーが「BURRN!」4月号掲載のインタビューにおいて、現在バンドが事実上の解散状態にあることを告白した。 またマイケル自身、2002年に行われたサミー・ヘイガーとデイヴィッド・リー・ロスによるカップリングツアー「SAM & DAVE」にヘイガーのバックバンドのメンバーとして参加したことを理由に解雇されていたこと、2004年の復活ツアーにおいても正式なメンバーではなく雇われメンバーだったこと等も告白している。
同年11月、新ベーシストとしてエディの息子、ヴォルフガング (Wolfgang Van Halen、2006年11月現在15歳) の加入が発表される。

本アルバム『1984』は、ヴァン・ヘイレンが1984年に発表したアルバム。通算6作目。アルバム・ジャケットでは、ローマ数字でMCMLXXXIVと記載されている。本作を最後に、初代ボーカリストのデイヴィッド・リー・ロスが一度脱退。
エドワード・ヴァン・ヘイレンがキーボードを多用し、「ジャンプ」ではギター・ソロとキーボード・ソロの両方をエディが演奏した。「1984」はキーボード演奏によるインストゥルメンタルで、「ウェイト」もキーボード中心のバッキングとなっている。
発売から2か月で100万枚を超えるヒットとなったが、当時はマイケル・ジャクソンの『スリラー』がBillboard 200の1位を独占しており、本作は全米2位止まりだった。第1弾シングル「ジャンプ」は、ヴァン・ヘイレンにとって初の全米1位獲得曲となった。他に「ウェイト」(全米13位)、「パナマ」(全米13位)、「ホット・フォー・ティーチャー」(全米56位)もシングル・ヒット。本作は、1999年の時点で1千万枚以上を売り上げ、ダイアモンド・ディスクに認定された。(Wikipediaより引用)

本作は1984年発表。2位 10Xプラチナム(US), 5Xプラチナム(Canada)
いきなりアルバム1曲目〜「Jump」のキーボード使いまくりのアメリカン・ポップ・ロック路線に多くのファンが驚きましたが、今となってはヴァン・ヘイレンを知らなくても「Jump」(特に前奏!ヨーロッパの「The Final Countdown」と並ぶ前奏有名曲!)だけは知っているほど、バンドの代名詞のような曲になってしまいましたね。バンドはシンセを多量に使用したこのアルバム以降、シンセ中心のハード・ポップ路線の曲が増えたような気がします。たのきんトリオのよっちゃんのようにニコニコギターを弾くエディ・ヴァン・へイレンはキーボードを弾かせても一流だったのですね。「Jump」「Panama」のPVでは、本作を最後に脱退するデイヴ・リー・ロスの愛嬌たっぷりのキャラクターとやりたい放題のパフォーマンスが見ていて楽しい。歌のサミー・ヘイガー、エンター・テイメントのデイヴといったところでしょうか。アルバムは皮肉なことに、エディがギターを弾いていたマイケル・ジャクソンの「今夜はビート・イット」収録の”スリラー”のせいで全米1位を逃しましたが、エディとデイヴの不仲がいい意味で緊張感をつくり、この路線での頂点を極めた傑作を生みだしました。
デイヴはいいタイミングで辞めたと思う。次作以降もデイヴがボーカルだったら、みんな飽きてたかもしれない。。
洋楽/男性VO/HM・HR

Van Halen
ヴァン・ヘイレン(アメリカ)
5150
7作目
『5150』は、ヴァン・ヘイレンが1986年に発表したアルバム。通算7作目で、本作よりサミー・ヘイガーが加入。
前作『1984』に伴うツアーが終了すると、デイヴィッド・リー・ロスはソロ活動を開始し、1985年初頭、初のソロ作品となるミニ・アルバム『クレイジー・フロム・ザ・ヒート』を発表。そして、本作のためのリハーサルには参加せず、そのままヴァン・ヘイレンを脱退。バンド側は、当時ソロ活動をしていたサミー・ヘイガーと接触し、9月にはエドワード・ヴァン・ヘイレンがサミーのステージに飛び入りした。
デビュー当時からヴァン・ヘイレンの作品をプロデュースしてきたテッド・テンプルマンは、デイヴィッド・リー・ロスのソロ・アルバム『イート・エム・アンド・スマイル』に携わっていたため、バンドはフォリナーのミック・ジョーンズを起用してアルバムを完成させる。エドワード・ヴァン・ヘイレンは「ホワイ・キャント・ディス・ビー・ラヴ」「ドリームス」「ラヴ・ウォークス・イン」でキーボードを使用。また、「ゲット・アップ」「サマー・ナイツ」では、エディはトランストレム(アーミングを行った際、全部の弦の音程が同じ高低差で変化するシステム)を搭載したスタインバーガー社のギターを使用。
アルバムは3週連続で全米1位。ヴァン・ヘイレンにとって初の全米1位獲得アルバムとなった。先行シングル「ホワイ・キャント・ディス・ビー・ラヴ」は全米3位に達し、更に「ドリームス」(全米22位)、「ラヴ・ウォークス・イン」(全米22位)、「ベスト・オブ・ボース・ワールズ」(ビルボード・メインストリーム・ロック・チャート12位)、「サマー・ナイツ」(メインストリーム・ロック・チャート33位)もシングル・カットされた。「グッド・イナフ」は、1987年公開の映画『スペースボール』で使用された
本作に伴うツアーでは、サミーも一部楽曲(エディがキーボードを弾く曲や、自分のソロ・アルバムからの曲等)でギターを担当。その模様は、DVD『ライヴ・ウィズアウト・ア・ネット』で確認できる。(Wikipediaより引用)

本作は1986年発表。1位 6Xプラチナム(US), 3Xプラチナム(Canada)
個人的にこのアルバムといえば「Dreams」。なんでこんな名曲が全米22位なのか理解に苦しみますが、私の中でヴァン・ヘイレンといえばまずこの曲。初めて聴いた時は鳥肌がたちました。ボーカルがサミー・ヘイガーでホントよかった、デイヴ・リー・ロスではこの曲は考えられない。

バンド・サウンドは、デイヴ時代にあったような華はなくなりましたが(地味になったという事ではないですよ)、歌えるボーカリストを迎え入れた事によって明らかに楽曲の幅が広がりましたね。爽快で明るいロックン・ロールを基調としたHM/HRスタイルは従来通り。前作から取り入れたシンセもでしゃばり過ぎる事なく、よりバンドにフィットしています。アルバム全体を通しても、このバンド特有の曲の出来・不出来の差は少ない方だと思います。
洋楽/男性VO/HM・HR

Van Halen
ヴァン・ヘイレン(アメリカ)
OU812
8作目
『OU812』は、ヴァン・ヘイレンが1988年に発表したアルバム。通算8作目で、サミー・ヘイガー在籍時としては2作目。
アルバム・タイトルは「Oh, you ate one, too」をもじったもので、元メンバーであるデイヴィッド・リー・ロスのアルバム『Eat 'Em and Smile(イート・エム・アンド・スマイル)』に対する返答として付けられた。前2作と同様、エドワード・ヴァン・ヘイレンがキーボードを多用。また、リトル・フィートのカヴァー「ア・アポリティカル・ブルース」では、オリジナル・ヴァージョンと同様、スライドギターを主体とした演奏を披露している。「カボ・ワボ」は後に、サミー・ヘイガーが経営するナイトクラブの店名にもなった。
ヴァン・ヘイレンにとって2作目となるBillboard 200の1位獲得作品。本作からシングル・カットされた楽曲のうち、「ホエン・イッツ・ラヴ」は全米5位、ビルボードのメインストリーム・ロック・チャートでは1位という大ヒットとなった。(Wikipediaより引用)

本作は1988年発表。1位 4Xプラチナム(US)
商業的成功の割に評価の低いアルバム。インパクトの強さは 「Mine All Mine」「When It's Love」の1〜2曲までで、後は全体におとなしめな曲が多く、小粒感は否めませんが、よく聴きこむと悪くはないです。個人的には前作”5150”と同じようなレベルだと思っています。(だいたいヴァン・ヘイレンのアルバムって結構、楽曲のムラが激しいですからねぇ・・)。
アルバムの内容は前作の延長線上で、地に足が着いた大人のハード・ロック。若干ダーティーでシリアスな作風で、サミー・ヘイガーのブルージー色が強く出ているような印象です。もうこの頃になると、デイヴ時代のバカっぽさ完全に消えうせていますね。
ちなみに、「OU812」というタイトルは、デイブ・リー・ロスの「Eat Em and Smile」(やつらを喰って笑ってやる!)に対する回答で、「Oh! You Ate One Too」(お前だって喰われた一人なんだぜ!)という意味だとか。「Eat Em and Smile」の”Em”は”Them”の略で、ヴァン・ヘイレンまたはエディを指しているそうです。
洋楽/男性VO/HM・HR

Van Halen
ヴァン・ヘイレン(アメリカ)
Balance
10作目
バランス(Balance)は、ヴァン・ヘイレンが1995年に発表したアルバム。スタジオ・アルバムとしては10作目で、サミー・ヘイガー在籍時としては最後のオリジナル・アルバム。
ボン・ジョヴィ等との仕事で知られるブルース・フェアバーンをプロデューサーに起用。ジャケット・デザインはグレン・ウェクスラーが担当し、合成写真による結合双生児を使用。人間心理の二面性を表現した作品で、グレンはモデルの少年に、『ライオン・キング』のシンバのように吼えるよう指示したという。日本盤では、静かな表情の少年だけが写ったデザインに差し替えられた。
収録曲のうち3曲はインストゥルメンタル。「ストラング・アウト」はピアノ中心、「ドゥーイン・タイム」はドラムス中心の演奏で、「バルチテリウム」は、エドワード・ヴァン・ヘイレンのギターを前面に出した、バンド編成での演奏。
アルバムはBillboard 200で1位を獲得。イギリスでは8位に達し、ヴァン・ヘイレンのアルバムとしては初の全英トップ10入りを果たした。第1弾シングル「キャント・ストップ・ラヴィン・ユー」は全米30位に達した。

本作は1995年発表。1位 3Xプラチナム(US), 3Xプラチナム(Canada)
オープニングでオリエンタルな雰囲気の「Seventh Seal」からいきなりカッコいいし、アコースティックな雰囲気の「Can't Stop Lovin' You」もGood。コレはと期待して聴いてみると、やはり全体的にムラのある仕上がりで、それがヴァン・ヘイレンらしいといえばらしい。
全体にインスト・ナンバーやミドル、バラード・ナンバーが目立ち、地味な印象で評価の低いアルバムすが、「Not Enough」「Aftershock」「Take Me Back (Deja Vu) 」他、クオリティは従来の作品同様高いと思います。サウンドプロダクションは良く、全体にエッジが利いていて硬派な音色。キーボードの出番は少なめで、エディの多彩なギター・ワーク、ギターの音色の美しさも良好です。サミー・ヘイガーの持ち味であるブルージーさもよりバンドに浸透。バンドとしての円熟味を増し、落ち着いた渋い内容のアルバムに仕上がっています。(正直、サミー・ヘイガー色が出れば出るほどサウンドはブルージーで地味な方向に向かうと思われますが・・)。
洋楽/男性VO/HM・HR

David Lee Roth
デイヴィッド・リー・ロス(アメリカ)
Eat 'Em And Smile
2作目
デイヴィッド・リー・ロスはアメリカのミュージシャン(ボーカリスト・作詞・作曲家)、音楽家。
1970年代 RED BALL JETSからヴァン・ヘイレンに引き抜かれる。デイヴはPA機材を兄弟のバンドに貸していたため、兄弟がレンタル料を惜しんでの引き抜きとも言われるが加入後もきっちり兄弟にレンタル料を請求していた。
1985年 7月頃、ソロ活動をしたいという理由でヴァン・ヘイレンを脱退。
スティーヴ・ヴァイ、ビリー・シーン、グレッグ・ビソネットを招集、デイヴィッド・リー・ロス・バンドとして超絶技巧ロックバンドを結成する。
1986年 デイヴは次第に楽器陣のプレイを制限するようになり、アルバム2枚出した時点でメンバーを入れ替える。
1988年 本人が出演した東芝のテレビCMがオンエアされる。同時に来日公演もおこなう。
1996年 ヴァン・ヘイレンから2代目ヴォーカリストサミー・ヘイガーが脱退、ベストアルバム用の新曲はデイヴが歌うことになり、レコーディングするが、アルバムリリース後、デイヴは「アルバムの宣伝に使われた」と言い、再びヴァン・ヘイレンを脱退。
2002年 夏、サムアンドデイヴツアーというツアータイトルでサミー・ヘイガーと共にツアーをする。(ゲストとして、マイケル・アンソニーも参加。)
2007年2月2日 ヴァン・ヘイレン公式サイトにて、デイヴのヴァン・ヘイレン復帰を発表。(Wikipediaより引用)

本作は1986年発表。4位 プラチナム (US)
ヴァン・ヘイレン在籍中に発表したミニ・ソロ・アルバム”Crazy from the Heat”に続くソロ第二弾。脱退後としては1作目のソロ作にあたります。正直、この人の音楽的な才能に関しては疑問があるのですが(歌、下手だし・・)、パフォーマーとしての才能は間違いなく世界トップ・レベル。目立ちたがりでサービス精神旺盛と、根っからショービジネス向きの性格なのでしょうね、彼って。

さて本作は、おちゃらけたジャケットや「Yankee Rose」のPVから色物扱いされがちですが、決して色物ではありません。本格的なロックン・ロール・アルバムです。
バックにスティーブ・ヴァイ(元ザッパ・バンド、元アルカトラス)、ビリー・シーン(元タラス)、グレッグ・ビソネットという凄腕ミュージシャンを抜擢。アルカトラスでは知名度の低さから”誰?”扱いされたり、なにかとインギーと比較されて(Jet To Jetのギター・ソロはインギーに負けてるよねとか陰口たたかれたり・・)肩身の狭かったスティーブ・ヴァイですが、今アルバムで見事に才能が開花しましたね。こんなに華がある人だとは思ってませんでした。ビリー・シーンの在籍していたタラスにしても、一般的には知名度の低いマニアックなバンド。あえてビッグ・ネームでバンドを組まず、よくこんな渋い人選をしてくれたと当時、多くのHM/HRファンが膝をたたきました。そんな凄いメンツにデイブのボーカルが負けてないのがまた凄い。歌唱力はさておき、つくづく存在感のあるボーカリストなんだなあと思います。
今アルバムは、そんな腕利きミュージシャンがみんな、好き勝手にやりたい放題やっている印象ですが、この手のバンドにありがちな技術自慢、自己満足のテクニック自慢には陥っていないのがいいです。デイヴって能天気で全然計算してないように見えて(見せて?)、かなり計算しているんでしょうね。メンバーのコンセンサスも取れていて、バンドとしても上手くまとまっています。なにより楽曲の充実が素晴らしい。トータルで30分強と、短い収録時間ですが非常に充実した内容の名盤です。
洋楽/男性VO/HM・HR

David Lee Roth
デイヴィッド・リー・ロス(アメリカ)
Skyscraper
本作は1988年発表。6位 プラチナム (US)
派手だった前作に比べると、若干落ち着いた印象。ちょっとまとまり過ぎていて、完成度は高いのですが、HM/HR特有の緊張感は少なめです。今作はデイヴ何から何まで決めてしまった、デイヴ中心の作品だそうで、スティーブ・ヴァイとビリー・シーンのプレイも控えめ(ビリー抜きの曲もあり!)。各メンバーの良さがあまりでておらず、それがモロに作風に現れているようです。結局それを不服に、今作完成後にビリーが脱退。後にビリーは、チャートを意識したデイヴの音作りを批判。自分の意見が言えるバンドでプレイしたいと、MR,Big結成に至ります。そんな彼の意見が示す通り、今作はキーボードが前面に出た、ポップでキャチーな作風。曲によってはHM/HRというよりポップ・ロックで、従来のファンにはイマイチ人気のない作品になってしまいましたが、私は結構好きです。完成度は前作以上だと思います。結果的には、今作以降デイブの人気は低迷していくこととなってしまうのですが・・。

これらの音源は、「八百屋さんの居酒屋やすい」で視聴できます。
http://www.kuromon-yasui.jp/izakaya.htm
オーディオシステムに関しましてはコチラ             
http://www.kuromon-yasui.jp/ordeo.htm