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洋楽/男性VO/ポップス

Ultravox
ウルトラヴォックス(イギリス)
Vienna
4作目
今作は新メンバーにミッジユーロが加入して再スタートを切った新生ウルトラヴォックスの最初のアルバムです。
バンドは初代VOジョン・フォックスいた頃のアート志向から、シンセサイザーのビートを聴かせたファッショナブルでポップなサウンドへと移行。このアルバムはテクノ色が強まり、サウンドの方向性をよりコマーシャルに変化させたため商業的には大成功を収めました。よりメロディアスにはなりましたが、基本的にはテクノ・ポップをベースにして、シンセサイザー、バイオリンを導入するなどして独自の世界観を作り上げています。その世界観は自己完結しており、作品のトーンはポップでありながら内向的でダーティーな雰囲気が漂います。タイトル曲「Vienna」の大ヒットで、それまでのマニアックな人気から一気にメジャーな存在になった彼らですが、日本ではアルバム収録曲「New Europeans」がサントリーのCMに起用され、一般的な認知度も高まるようになりました。今から聴くと、シャープなギターのカッティングが特徴的な「NewEuropean」はウルトラボックスの中では、むしろ異色作だったことがわかります。トータルコンセプトもはっきりしており、全曲しっかりつくられていて聴き所の多いアルバムです。
洋楽/男性VO/ポップス

Ultravox
ウルトラヴォックス(イギリス)
Rage In Eden
5作目
前作に続きコニー・プロデュースによるアルバムで、Viennaをさらに正常方向にスケールアップさせた名作、そしてULTRAVOXはMidgeUreのバンドであること世に知らしめた作品でもあります。シンセサイザーやバイオリン、ピアノをうまく使ったアレンジで、アルバムトータルで幻想的な世界を作り出しています。
相変わらずウニウニしたシンセサイザーがなんともいえません。「ヴィエナ」ほどの名曲はないですけど、「ヴォイス」等全編に捨て曲なし、通しで聴けるアルバムです。Accent onYouth〜上昇〜忘却の彼方の流れのスリリングさには脱帽です。
洋楽/男性VO/ポップス

Ultravox
ウルトラヴォックス(イギリス)
Quartet
6作目
今回は長年プロデュースを担当したコニー・プランク氏ではなくビートルズの元マネージャーだったジョージ・マーティンを迎えての作品です。どこまでジョージ・マーティンが関わったのか詳しくは分かりませんが、これまでの無機質で暗いイメージはかなり抑えられていて、明るく親しみやすいPOPな曲が増えています。商業的にも成功しましたし、楽曲の質の高さに関しても絶頂期を迎えての作品だといえるでしょう。一般リスナーにも好評価の「Reap the Wild Wind 」、名曲「Hymn」(ヘビメタバンドのカバーしたも「Hymn」あります)、ドラマティックな曲展開の「Visions in Blue 」、ラストの「Song」まで全曲いい。名盤です。ちょっと曲数が少ないけど、中途半端な曲なら入れない方がいいということでしょうか。
ちなみにこのセンスの良いジャケットデザインは前作から引き続きピーター・サヴィルです。
洋楽/男性VO/ポップス

Ultravox
ウルトラヴォックス(イギリス)
Lament
7作目
最近CDを買いなおしました。「DANCING WITH TEARS IN MY EYES」がヒットしましたね。8作目の「U-VOX」の曲(「White China 」「One Small Day 」とか)も入ってるからビックリしたけど得した気分です。「One Small Day 」でのミッジユーロのギタープレイはいいですね。シンセサイザー一辺倒じゃなくて彼は「NewEuropean」みたいにもっとギター弾いたらいいのにと思いました。
今作は前作の明るく開放感(基本的に根暗なULTRAVOXにしては)な曲調から一変、ダークで悲壮感を漂わせています。今までの幻想的でドラマティックなサウンドは相変わらずですが、アルバムトータルで聴かす感じではなくなってきてますね。各曲が独立してる感じです。ニューロマという一過性のムーヴメントが下火になり、バンドとして存続していくためにもイメチェンを余儀なくさせられたというところでしょうか。
この後ミッジはいよいよ一人のアーティストとしてブレイクし様々な立場で活躍するようになり、逆にウルトラヴォックスは微妙な状態になっていきます。
バンドは今作発表後Warren Carneが脱退(解雇?)して、3人組になり「U-VOX」を発売しますが、セールス・評価共に不評。事実上次作の「U-VOX」が第2期ULTRAVOXの最後の作品となりました。(私自身、「U-VOX」は当時のカセットテープを紛失したので現在聴く事ができませんが。)