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洋楽/男性VO/ロック/ポップス

TOTO
トト(アメリカ)
TOTO(宇宙の騎士)
1作目
TOTOは、1977年にロサンゼルスのスタジオミュージシャンであるDavid Paich(デヴィッド・ペイチ)とJeff Porcaro(ジェフ・ポーカロ) を中心に結成。
バンドがデモ・テープを作っていた際に、映画『オズの魔法使い』を見たばかりであったジェフが、映画に登場する犬の名前「toto」をデモ・テープに書いてすぐ判別できるようにした。その後、デヴィッド・ハンゲイトが詳しく調べたところ、「toto」はラテン語で "total" 、あるいは "all-encompassing (網羅的な)"を意味することがわかった。これは数々のセッションに参加していたバンド・メンバーの経歴やどんな種類の音楽にも対応できるバンドの演奏能力にピッタリであるということから、デビュー・アルバムのタイトル及びバンド名として採用された。
近年、スティーヴ・ルカサーが語るところによると「バンド名がブランドになってしまっているからもう変えられないけど、俺はこのバンド名が好きじゃないんだ。俺が命名に関わってる訳じゃないし、気がついたらそういう名前になってたんだけど。イヤんなっちゃうよ、世界的に有名な便器メーカーと同じ名前なんだぜ。ギャグとしては面白いと思うけどね。」との事である。(Wikipediaより引用)

メンバーはほとんど全員西海岸がベースのセッション・ミュージシャンの集合体で、ボズ・スキャッグスのアルバム「シルク・ディグリーズ」制作時に集められたメンバーが母体になっています。元々はメンバー全員がハイスクール等で親交があったため、仲間意識は結成当初から強く、たんなる腕利きミュージシャンの寄せ集めバンドとは性質が異なるようです。

本作はじつにウマくまとめられていて、アレンジもまさに緩急自在。全曲シングルカットできそうなほど楽曲が充実しています。時代的にも、次世代のポップ・ミュージックのスタンダードともいえるモダンなつくりになっていて(あくまでも当時)、以降この手のロック・バンドを”産業ロック”と形容するようになりますが、単に幅広い音楽性と充実した美旋律を有しているというだけで、けっして商業性を優先しているとは言いがたいと思います。デビュ-作品にしてこの完成度は流石。
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TOTO
トト(アメリカ)
Hydra
2作目
商業的には1stほど売れなかったようで、地味な扱いを受けるアルバムですが、完成度が低いわけではありません。実はなかなかの名盤です。アルバムタイトルでオープニング曲の「ハイドラ(ヒュドラ)」はギリシャ神話にでてくる首が9本ある怪物の名前。その首は[聖なる剣]を持ってしても、切っても切っても生えてくるという。
1曲目「Hydra」から7分半の尺の長い曲で、当時にしてはブ厚いキーボードの音とドマチックな曲展開、続く「St.George And The Dragon」「99」の流れは見事。TOTOの一連の作品郡で最もダーティーで美しく、唯一アルバムトータルでコンセプト色の濃い作品で、当時はプログレッシブ・ロックの扱いを受けたよう。(まあ彼等をプログレッシブ・ロックと呼ぶには、現在の感覚ではかなり無理があるように思いますが。)本作は流れるような曲順、無駄のない運び、練り上げられた緻密な楽曲と、当時バンドの平均年齢が20才そこそことは信じられない程の完成度を誇っています。今、改めて聴くとさすがに時代を感じさせるサウンドなのですが、それでもなお彼等の音楽が色褪せないのは、メロディを基軸に音創りをしているからでしょう。
ちなみに、彼等がアメリカで大ブレイクしたのは4作目のTOTOIV(聖なる剣)からですが、日本では当時からかなり人気があったようです。
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TOTO
トト(アメリカ)
Turn Back
3作目
本作からスティーブルカサーとボビーキンボールが曲作りに参加しており、神秘的な雰囲気の前作から一転、スティーヴ・ルカサー色の強い上質のロックンロール・アルバムになっています。商業的にはコケてしまって地味なアルバム扱いになっていますが、個人的には大好きです。突出して好きな曲はないのですが、全曲好きです。アルバムとしてはこじんまりとしているのですが、懲りすぎていないところに好感が持てますね。
それにしても不思議なジャケットです。
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TOTO
トト(アメリカ)
TOTOIV(聖なる剣)
4作目
聖なる剣(TOTO IV)は、1982年に発表された。全米4位、300万枚を売上げてトリプル・プラチナディスクを獲得、グラミー賞で、レコード・オブ・ザ・イヤーやアルバム・オブ・ザ・イヤーといった主要部門も含む6部門を受賞。
このアルバム発売以前にも、『宇宙の騎士』(1978年)や『ハイドラ』(1979年)などのヒット作はあったものの、本作によってTOTOの人気は決定的となった。
TOTOの音楽性は、よく産業ロックと揶揄されることがあるが、そうした声をも寄せ付けない優れた作品に仕上がっている。あらゆるジャンルを取り込んだクロスオーバーな卓越したメロディと高度な演奏技術で、トップバンドの仲間入りを果たした。また、グラミー賞制覇に関しては、メンバー自身が最も驚いたらしく、予想しなかった事態だったようだ。シングルでも「アフリカ」が全米1位、「ロザーナ」は5週連続全米2位、「ホールド・ユー・バック」が全米10位という大ヒットを記録した。(Wikipediaより引用)

TOTOをロック史にその名を残すバンドにした最高傑作にして名盤中の名盤。
彼等の楽曲は、デビュー作から一貫してどの曲も手抜き感がなく、すべての曲が丁寧につくられています。2作目3作目は内容的には素晴らしかったにもかかわらず商業的には失敗しましたが、この4作目から「ロザーナ」というシングル・ヒットが出た途端、 あっと言う間にヒット・チャートを登り詰め、 世界的な大ヒットとなりました。今作は、これまでリリースされた3作の中でもっともポップで、万人受けしやすい内容になっていますが、決してヒット狙いの曲の寄せ集めにはなっていません。流れるような曲順も、熟慮の跡が見受けられますし、ホーンやストリングスを効果的に配し、様々なジャンル融合させた高度なバンド・サウンドも流石。前作「ターン・バック」を聴いた時点では、ダークなプログレ志向だった「ハイドラ」が売れなかった事から、1作目のようなストレートなアメリカン・ロック志向に立ち返って行くのかなと思ったんですけど、今作では、アメリカン・ロック、ポップス、AORが融合した、グルーヴ感溢れる見事なポップ・ロック・サウンドになっています。楽曲、アレンジ、演奏、録音、アルバム・トータル・バランスに至るまで実に隅々にまで細かい配慮が行き届いている80年代を代表する名作です。
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TOTO
トト(アメリカ)
Isolation
5作目
前作TOTOIV(聖なる剣)発表以降、メンバーは映画「DUNE 砂の惑星」の音楽を担当したり、LAオリンピック公式アルバムに参加したり、マイケル・ジャクソンの「スリラー」(”ビート・イット”の演奏や”ヒューマン・ネイチャー”のライティング等)やジャクソンズのレコーディングに参加したりと本業以外の活躍が目立ちます。また、この期間中、前作TOTOIV(聖なる剣)で各メンバーが「おい、俺にも1曲ぐらい歌わせろよ」とボーカルにでしゃばるようになった事に嫌気がさしたのか・・・(VO)ボビー・キンボールが脱退。2代目ボーカリストは1000人のオーディションの中で、その後Mr.Bigで活躍するエリック・マーティンとの一騎討ちのFirgie Fredelicsen(ファギー・フレデリクセン)に。新(VO)ファギー・フレデリクセンが、ハード・ロック向きの素晴らしい高音の持ち主という事もあり、バンド・サウンドも一気に若返りをみせます。また、ファギー・フレデリクセンがミドル、スローテンポの曲を得意としないため、本作では「Endless」「Isolation」「Change of Heart」等、彼に合わせたハード・ロックナンバーが数多く収録されているのが特徴です。従来のAOR的ポップ・ロックサウンドから一転、アメリカン・ハード路線にシフトした作品となったため、オールドファンの間では賛否の分かれるアルバムとなりましたが、個人的にはとても好きなアルバムです(従来のアルバムにあった組曲のような流れがないのは寂しいのですが)。前作の大成功から比べるとやや地味なセールス結果に終わりましたが、楽曲の充実度(オープニングナンバー「Carmen」やシングル「Stranger in Town」、名バラード「How Does It Feel」、従来のtotoサウンド「Lion」「Holyanna」)はかなりのものだと思います。
あと、音量が小さいのは許せますが、ダイナミックレンジの狭い、分離の悪い音質はちょっと・・・。
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TOTO
トト(アメリカ)
Fahrenheit
6作目
本作は1986年発表。
豪華なゲスト(「LEA」のサックスはデビッド・サンボーン、コーダ部分のコーラスはイーグルスのドン・ヘンリー、マイルス・デイビスのトランペット等)が話題になったわりに、あまり売れなかったアルバム。ボーカルは今作より映画音楽家ジョン・ウィリアムスの息子Joseph Williams(ジョゼフ・ウィリアムス)。彼の表情豊かで透明感のあるボーカルは最高ですね。前作、ファギー・フレデリクセンの声質に合わたハード・ロック・アルバムから一転、今作はAOR色の濃い渋めの選曲になっており、大人のTOTOサウンドといった感じです。個人的にはあまり好きなアルバムではないんですが、多彩な音楽性は流石。「We Can Make It Tonight」「I'll Be Over You」が好きです。
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TOTO
トト(アメリカ)
The Seventh One(第7の剣)
7作目
正直、TOTOはもう賞味期限切れかと思っていたのですが、今作を聴いて思わずガッツ・ポーズ。これはイイ!コレが一番好きです。楽曲、アレンジ、曲順、バック・サウンドの素晴らしさに加え、ジョゼフ・ウィリアムスの表現力豊かなボーカルが素晴らしい。才能が完全に開花したという感じ。まさに非の打ち所のない傑作。ラストを締める「Home of the Brave」の余韻もたまらない。おすすめ曲は全曲です。

できればこの編成のまま、これからも行って欲しかった。このメンバーならその後もかなりの完成度のアルバムが世に送り出されていたことと思うのですが、残念ながら本作でジョゼフ・ウィリアムスは脱退。メンバーチェンジ等のアクシデントに加えて、Jeff Porcaro(ジェフ・ポーカロ)の死。事実上、ベストな状態でのTOTOサウンドによるフル・アルバムは本作が最後と言えると思います。

・・・ところで当時、本作を輸入盤レコードで聴いていたのですが、後日CDを買いなおして聴いたトコロ、レコードにはあった「Stop Loving You」の間奏部分でのジョゼフ・ウィリアムスのボーカルがCDではカットされていた!なんで?あそこが好きだったのに、誰か教えて。未だに私の中で謎なんです。
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TOTO
トト(アメリカ)
Past To Present 1977-1990
ベスト盤
新ボーカリスト・南アフリカ出身のジャンミッシェルバイロンを迎え、新曲4曲を含むベスト盤。新曲は「Mushanga」の雰囲気の強いアフリカン・サウンド。この路線でフル・アルバムを聴いてみたかったのですが、ジャンミッシェルバイロンはなぜかすぐに脱退します。
基本的にこのバンドにベスト盤はいりませんね。今からTOTOを聴く方には”The Seventh One(第7の剣)”をお勧めします。個人的に「Can You Hear What I'm Saying」にはまってしまって買ってしまいましたが、この曲すごくいいですよお。

これらの音源は、「八百屋さんの居酒屋やすい」で視聴できます。
http://www.kuromon-yasui.jp/izakaya.htm
オーディオシステムに関しましてはコチラ             
http://www.kuromon-yasui.jp/ordeo.htm