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洋楽/男性VO/HM・HR

Shy
シャイ(イギリス)
Misspent Youth
4作目
シャイは、1980年代の初めにトニー・ミルズ(ヴォーカル)、スティーヴ・ハリス (ギタリスト;アイアン・メイデンのベーシストのスティーヴ・ハリスとは同名異人)、アラン・ケリー(ドラムス)、パディ・マッケンナ(キーボード)、マーク・バドリック(ベース)の5人で結成された。日本でもメロディアス・ハードロック・ファンを中心に根強い人気がある。

1983年にインディ・レーベル、EBONY RECORDSより 「ONCE BITTEN... TWICE SHY」 でデビュー。1984年にはメジャー・レーベル、RCAレコードと契約する。RCAでは1985年に「BRAVE THE STORM」、1987年に 「EXCESS ALL AREAS」 というアルバムを発表している。一時は大きく飛躍すると期待されたが、思ったほどの成功を収めることはできず、2枚のアルバムのみでRCAからは契約を切られてしまう。すぐにMCAレコードに移籍したSHYは、ロイ・トーマス・ベイカーをプロデューサーに迎えたアルバム 「MISSPENT YOUTH」 を1989年にリリースするが、それでもセールスが伸びず、ツアー後にはMCAとの契約も失ってしまった。それを機にトニー・ミルズ(Vo.)が脱退(1990年)し、自己のバンド、サイアム(バンド)を始動する。バンドは2年がかりで新しいヴォ−カリスト、ジョン・ワード(Vo.)を見つけ出し、1994年には5年ぶりのアルバムとなる 「WELCOME TO THE MADHOUSE」 をリリースするが、ついに力尽きたSHYは1995年に解散してしまう。しかし、1999年にトニー・ミルズ(Vo.)が戻ったSHYは復活し、活動を再開した。2006年にはトニー・ミルズが、トニー・ハーネル(Vo.)が脱退したばかりのTNT (バンド) への加入を発表する。SHYと並行して活動するのかと思われたが、ほどなくしてSHYとは正式に決別する。一方のSHYは、2007年になってすぐに新ヴォーカリスト、リー・スモール(LEE SMALL)の加入を発表した。ニュー・アルバムは2008年に発表予定となっている。

本作は1989年発表。プロデューサーはクイーンでお馴染みのロイ・トーマス・ベイカー。
全米進出をねらった前作”EXCESS ALL AREAS”は大ヒットに至らず、その反省もあったのか、随分アメリカナイズされた作品になりましたね。 「Emergency」からTNTのようなキーボード使いまくった哀愁の美メロ全開だった”EXCESS ALL AREAS”を期待したファンは肩すかしをくらう結果になり、落胆したファンも多かったはず。その反動からか、今作には手厳しい意見も多いようですが、コッチはコッチでいいと思います。細部にわたり、練り上げられたアルバムで、完成度でいくと、本作の方が上だと思います。確かに前作も素晴らしい内容でしたが、ところどころにB級くささ(ダサ過ぎのジャケット・デザインも含め!)が残り、イイのに売れなかった。ボン・ジョビやヨーロッパのようにメジャー級になれなかったのもうなずけるような気がします。
今作の内容はストレートなアメリカン・メロディアスハードにブリティッシュ・テイストをちょっと加えた感じ。トニー・ミルズの上手いのか下手なのかわからない透明感のあるハイトーン・ボイスもバンド・サウンドによくフィットしています。 「Burnin' Up」「Never Trust A Stranger」「Give It All You've Got」「Broken Heart」「When You Need Someone」「Love On The Line」他、全曲しっかり作られているのには好感が持てます。シャイの作品の中では過小評価され過ぎなアルバムだと思うので、今一度正当評価していただきたい力作だと思います。

これらの音源は、「八百屋さんの居酒屋やすい」で視聴できます。
http://www.kuromon-yasui.jp/izakaya.htm
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http://www.kuromon-yasui.jp/ordeo.htm