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洋楽/男性VO/HM・HR

Prophet
プロフェット(アメリカ)
Prophet
1作目
Prophetは70年代中頃、高校生のバンド大会でスコット・メタクサス(b)とジョーイ・ズイコフスキー(key)がそれぞれ別のバンドのメンバーとして知り合った事がきっかけで、その後意気投合した二人は故郷のニュージャージーを離れてニューヨークに移り、バンド活動を開始。しかし、やがてジョーイ・ズイコフスキーが別のバンドに加入。スコット・メタクサスはその後、新聞のメンバー募集でアピローチしてきたケン・ダブマン(g)とバンドを結成。ケン・ダブマンは当時16歳だったため歳と名前をアラン・ビーガンと偽ってライブ活動を行います。そこにテッド・ポーリー(ds兼vo)(後にDANGER DANGERにボーカルとして加入)とディーン・ファザノ(vo)(以前BON JOVIのリッチー・サンボラとアレックス・ジョン・サッチが結成していたMESSAGEの元メンバー)が加わり、その後、ジョーイ・ズイコフスキーもバンドに復帰、Prophetのラインナップが固まります。ProphetはTwisted Sisterの前座等ででライヴ活動を精力的に行い、今作でメジャー・デビューを果たします。彼等は初のレコーディング作業に関して的確なアドバイスを与えてくれる外部プロデューサーを要望しますが、レーベル側から却下され、渋々セルフ・プロデュースでレコーディングを行ったそうで、本作のサウンド・プロダクションにはあまり納得していないようです。また、バンドはディーン・ファザノ加入前にほとんどのボーカルパートをテッド・ポーリーでレコーディングしていたようですが、メンバーがディーン・ファザノの歌声を気に入り、録りなおしたそうです。
さて、本作の内容ですが、「Away From You」「Power Play」「Everything You Are」「Listen To Ya」他、 キーボードを多用した美しくドラマチックな展開、叙情的で印象的なサビメロ、美旋律満載の非常に充実した内容です。一応プログレ・ハードのバンドとして紹介されているようですが、どの曲もコンパクトにまとまっていて、プログレというよりストレートなメロディアスハードといった印象。どこか幻想的なアレンジセンスとポップなメロディラインはTNTあたりが好きな人ならはまりそう。
洋楽/男性VO/HM・HR

Prophet
プロフェット(アメリカ)
Cycle Of The Moon
2作目
本作からdsがテッド・ポーリーからマイケル・スタラッチに、Voがディーン・ファザノから元SURGIN'のラッセル・アルカラに交代しています。ラッセル・アルカラの透明感の唄声は違和感なくバンドに溶け込んでおり、ボーカルの交替劇があったことをあまり感じさせません。楽曲は前作よりさらにコンパクトにまとまっていて、キャッチーになっています。サウンド・プロダクションもより洗礼され、キーボードを前面に出した北欧的な美しい叙情サウンドと耳触りのいいメロディラインはHM/HRというよりハード・ポップを聴いているよう。前作と音楽性が若干変わっているので戸惑う方もいるかもしれませんが、捨て曲がない充実の内容は、本作が彼等の最高傑作といって差し支えないと思います。「Sound Of A Breaking Heart」は名曲。
洋楽/男性VO/HM・HR

Prophet
プロフェット(アメリカ)
Recycled
3作目
今作のプロデュースはスコット・メタクサスが務めています。前2作(Prophet、Cycle Of The Moon)でソングライティングの中心になっていたのはスコット・メタクサス(b)でしたが、今作ではケン・ダブマン(g)が主導権を握っているようで、サウンドの雰囲気も少し変わりました。これまでのキーボード主体のドラマティックに展開する叙情サウンドから、よりギター・オリエンテッドなサウンドにシフトしているような印象です。”キーボードを前面に出した北欧的叙情サウンド”というバンドのバンドの個性は少し薄れましたが、これはこれでいいと思います。
実は前アルバムにあたる"Cycle Of The Moon"のセールス的失敗によって、今作のレコーディング予算は12分の1にまで削られたそうで、彼等自身、今作の制作には”運よくあたればバンドも存続できるかもしれない”という程度のモチベーションで臨んだそうです。ほとんどひらきなおりのような姿勢はタイトルの”Recycled”(”Cycle Of The Moon”のボツ曲を集めたというネガティヴな意味を持つ自虐的なもの。おおやけにそんなタイトルつけるか・・・)にも現れていますね。ところがいざ聴いてみると、これがなかなか良い内容なんですよ。ポップなメロディセンスは中途半端なメロハーバンド以上。決して駄盤じゃありません。バンドの置かれた末期的状況など微塵も感じさせない好盤です。

これらの音源は、「八百屋さんの居酒屋やすい」で視聴できます。
http://www.kuromon-yasui.jp/izakaya.htm
オーディオシステムに関しましてはコチラ             
http://www.kuromon-yasui.jp/ordeo.htm