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洋楽/男性VO/HM・HR

Pretty Maids
プリティ・メイズ(デンマーク)
Red, Hot And Heavy
1作目
プリティ・メイズは1981年、ケン・ハマーを中心に結成。その後オーディション等を経て、ケン・ハマー、ロニー・アトキンス、ピート・コリンズ、ジョン・ダロウ、アラン・オーウェン、フィル・ムーアヘッドの6人編成(Vo、ツインギター、Bass、Key、Dr)のバンドとして活動を開始、1983年、ミニアルバム「PRETTY MAIDS」にてデビューを果します。
バンド・サウンドはツイン・ギターとキーボードを活かしたメロディックなスタイルで、正統派メタルと言える曲調。またデンマークという地域性から、北欧メタルの叙情性とジャーマン直系のパワーメタル両方の良さを併せ持ちますが、北欧メタル特有の透明感あふれるハイトーンボーカル、叙情サウンドとはちょっと違います。ハロウィンの先輩で、当時はメロディック・パワー・メタルの先駆けとも言える雰囲気から、よく比較されていました。今となっては双方進む道が違いましたね。
本作はデビュー・ミニ・アルバムから7ヶ月後にリリースされたフルレンス1stアルバムで、85年発表の日本でのデビューアルバムになります。(私は当時このアルバムを、ジャケットのダサさから聴くのを躊躇していたので、次作の「FUTURE WORLD」を聴いてから本作を聴く事になりました。)数年後の彼等に比べると攻撃的且つ直情的なスタイルで、ドイツの現代クラシック作曲家カール・オルフの名作「Carmina Burana」から「Fortuna」「Back To Back」といっきにでたたみかけてくるような構成になっています。
サウンド・プロダクションの甘さや、経験の浅さも垣間見えますが、ライティング能力、アレンジ・センスはずば抜けて高く、あふれんばかりの才能は宝の原石といったところでしょうか。その後もパワー・チューンからミドル・ナンバーまで緩急織り交ぜながら聴かせていく好盤で、どの曲も粒揃い。
この調子でメンバーチェンジもなく進んでいれば、あるいはソニーからの商業的成功の要望がなければ...ハロウィンと共に”メロスピ””メロパワ”の黄金時代を担って行くはずだったのに。。。
洋楽/男性VO/HM・HR

Pretty Maids
プリティ・メイズ(デンマーク)
Future World
2作目
本作は1987年発表。
初めて聴いた時は衝撃的でした。全曲名曲の名作だと思います。前作”Red, Hot And Heavy”の方が好きという方も多いですが、私は断然コッチです。本作で垢抜けたというか、一気にメジャー級になり、自らのサウンドを完成させた感があります。彼等はギター・ソロや演奏能力、ライブ感で聴かすタイプではないですが(HM/HRのクセにギターが弱いなんて言わないでね)、「Future World」「We Came To Rock」「Loud 'N' Proud」「Long Way To Go」等、作曲能力、アレンジセンスではズバぬけていると思います。バンドサウンドはボーカルが二人いるようなクリーン声とがなり声を使い分けるRonnieのヴォーカルとキーボードを全面に出したスケールの大きい様式美メタルが特徴的。色んな意味でポップさとハードさのバランスが取れた名盤に仕上がっています。
彼らはコンスタントにいい作品を発表しているのに、なかなか報われない。実力が正当評価されていないバンドのような気がします。ギターがどれくらい早いかとか、ドラムの手数が多いとか、一般リスナーにはあまり興味のないところなんですけどね。
洋楽/男性VO/HM・HR

Pretty Maids
プリティ・メイズ(デンマーク)
Jump The Gun
3作目
本作は1990年発表。
アメリカを意識して製作されたアルバムのため、初期のアグレッシヴ性が薄れ、ハロウィン的なメロパワ路線を求めていたファンは肩透かしを喰らいましたね。 「Leathal Heroes」「Savage Heart」「Young Blood」「Headlines」「Attention」他、実は楽曲の完成度はかなり高く、彼等の中では最もメロディの充実した作品だといえると思います。このバンドの作曲能力とアレンジセンスの高さを改めて認識させられました。ミドル主体で疾走系の曲は皆無、キーボードが前面に押し出されたスペイシーで大げさな音作りはなんかエイジアみたいですが、HM/HRファン以外の初心者には、このアルバムが1番聴きやすいかもしれません。キーボードを多用した欧州HR/ハード・ポップの名盤といえると思います。とにかくキャッチーでポップな曲が多く、時代が時代ならシングルヒットの大安売りになっていたかもしれませんが、本作のリリースは90年。残念ながらもう既にこの路線は時代遅れで、全く相手にされませんでした。(合唱)
洋楽/男性VO/HM・HR

Pretty Maids
プリティ・メイズ(デンマーク)
Sin-Decade
4作目
本作は1992年発表。
商業的に泣かず飛ばずで、メンバーの相次ぐ脱退から解散の危機に見舞われていたバンドが起死回生の復活を遂げた超有名曲「Please Don't Leave Me」を収録した重要アルバム。とにかく他にもいい曲はあるんですが、「Please Don't Leave Me」のイメージが強すぎて、”どーせ「Please Don't Leave Me」はジョン・サイクスのカバーなんでしょ”という陰口をたたかれるハメになった可愛そうなアルバムでもある。
とにかく前作のように作り込み過ぎず、ライブ感を重視した音作りは好感が持てる。「Please Don't Leave Me」をジョン・サイクス・ヴァージョンと聴き比べても、彼等のアレンジセンスの良さがうかがえるはずです。もう一度言いますが他にもいい曲いっぱいありますよ。
洋楽/男性VO/HM・HR

Pretty Maids
プリティ・メイズ(デンマーク)
Spooked
7作目
本作は1997年発表。
前作"Scream"が超駄作だったので、正直もうこのバンドには興味なかったんですけど・・・コレはいいです。アルバム終盤にちょっとダレるけど大目に見ましょう。
”Red, Hot And Heavy”と”Jump The Gun”の中間のような作風で、彼等の持ち味である親しみ易いメロディラインと緻密なアレンジ、キーボードを多用したスケールの大きいドラマチックな曲展開、パワーとスピード、すべてが一番バランスよくとれた作品だと思います。とにかく彼等のポップセンス・アレンジセンスは素晴らしい。(あとルックスと演奏能力がずばぬけていればなあ・・・。)「Fortuna」〜「Back To Back」「Please Don't Leave Me」のような代表曲はないけど、アルバムの完成度の高さハンパじゃないです。メロディックな正統派HM/HRの名盤といってさしつかえないでしょう。

これらの音源は、「八百屋さんの居酒屋やすい」で視聴できます。
http://www.kuromon-yasui.jp/izakaya.htm
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