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洋楽/男性VO/ロック

Michael Bolton
マイケル・ボルトン(アメリカ)
Michael Bolton(大いなる挑戦)
3作目
幼い頃より音楽に早熟だったMichael Bolton(マイケル・ボルトン)は歌やサックスを嗜み、11〜12歳の頃には作曲、十代の頃にはクラブで歌い始めます。やがて15歳の時にエピック・レコードとレコード契約(マイケル・ボロティンの名義で)となりますが、発売したシングルは泣かず飛ばず。 その後RCAレコードと契約して2枚のアルバムをリリースしますが、これも大きな成果にはなりませんでした。1970年代末には新たにハードロックバンド”ブラックジャック”を結成。ポリドール・レコードと契約して1979年にデビュー。「Blackjack」「World's Apart」と合計2枚のアルバムを発表、オジー・オズボーンとツアーを行うなど積極的な活動をするものの、短命に終わります。
今作はコロムビア・レコードと契約して1983年に(名義をマイケル・ボルトンに変更して)発表したソロアルバム。当時のキャッチコピーは「ひとりメタル」(ありえん、ひどいキャッチコピーだ。。。)だったそうです。彼は同時期にローラ・ブラニガン等に曲を提供するようになり、以後もバーブラ・ストライサンド、キッス、ケニー・ロジャース、ケニー・G、ピーボ・ブライソン、パティ・ラベルなどに供して、ソングライターとしても注目を浴びるようになります。ブラックジャックの活動にはマネジメント・レコード会社の思惑が働いており、本人も不本意だったと後に語っていますが、本作はそういう意味でも心機一転の作品といえるでしょう。楽曲はほとんどが彼の作曲によるもので、ライティング能力の非凡さが際立ってうかがい知れます。発売当時は日本でも話題になり、私もレコードで買いました(後でCDも買いなおしました)。「Fools Game」「She Did the Same Thing」「Hometown Hero」他、非常にキャッチーでさわやかなアメリカン・ハードロック。スケールの大きい抜群の歌唱力は当時から他を圧倒するものでした。どの曲も個性的でメロディアス、非常に充実した内容です。今のマイケル・ボルトンしか知らない人が聴くと驚くかもしれませんが、当時の彼から聴きだしたリスナーにすれば今の彼の方が変わったなあ...と。このままメタルやっててビッグ・バンドのボーカルなんかやってたらどうなってたでしょうね、彼は。
洋楽/男性VO/ロック

Michael Bolton
マイケル・ボルトン(アメリカ)
Everybody's Crazy
4作目
1985年発表のアルバム。アメリカでは全米のチャートにランク・インすらしなかったことから黙殺扱いされているし、日本でもながらく廃盤だったためにボルトンのキャリアから完全に闇に葬られている感のある作品。ただ前作と今作のアルバムの存在は彼のルーツがR&B/ソウルだけではなく、ハード・ロックにもあることを物語っているという意味でも価値があるように思われます。(最近はいろんなジャンルの曲をカバーし過ぎていて、さすがに守備範囲広すぎだろと思わなくもないが・・・。)
さて、本作は全曲ボルトン自身のオリジナル曲(Desperate Heartのみメンバーとの共作)で、ボルトンが共同プロデュ−サーに指名したのは同時期カンサスやクィーンズライチをてがけた人物ニール・カーノンです。なんとなくこの辺りに彼のセンスのよさを感じてしまうのですが、センスが悪かったのは邦題にクレイジー・ガイとつけたレコード会社の方でしょうか。(ありえん。「ひとりメタル」よりマシか。)楽曲は前作よりコンパクトですが、相変わらず懐の深さを感じる、キャッチーでメロディアスなアメリカン・ハードロックになっています。完成度はかなり高く、マイケル・ボルトンに関心のない方でも聴く価値のある一枚だと思います。これほどソウルフルでスケールの大きいボーカリストが歌う至極のハード・ロックナンバーに私は魂を揺さぶられずにはいられません。ぜひ一般のメロハー好きの方にもお勧めしたいアルバムです。
洋楽/男性VO/ロック/AOR

Michael Bolton
マイケル・ボルトン(アメリカ)
The Hunger(いざないの夜)
5作目
本作は1987年発表、前作から2年振りのアルバムで、プロデューサーにキース・ダイアモンド、外部ライターにマーティン・ブライリィ、ジョナサン・ケイン(元ジャーニー)、他にもニール・ショーン(元ジャーニー)、バックコーラスにジョー・リン・ターナー(元レインボー)、エリック・マーティン(元Mr,Big)等、多くの優れた人材を得てのカム・バック作になりました。
今作は彼にとって大きなターニング・ポイントとなります。サウンド的にそれまでのハード・ロック路線を避け、大人のAOR路線へとシフトして、大きくイメチェンをはかっています。今までの彼のハードロックのイメージとは程遠いソウルナンバー、オーティス・レディングの「The Dock of the Bay」をカバー。この曲は全米トップ40に入り、後の大ヒットへの足掛かりになり、スタンダードなカヴァーもので大当たりを記録することとなる路線への第一歩となります。そして次作「Soul Provider」(1989年)で初のトップ10入り、400万枚を超える売り上げになり、シングルも5曲がトップ40入り。特にセルフ・カバーした「How Am I Supposed to Live Without You」は初のナンバー・ワン・シングルになり、グラミー賞では Best Male Pop Vocal Performance を授与。ついに大ブレイクをはたします。
個人的には数少ないハード・ロックナンバー「Gina」や タイトルトラックの「Hunger」がはまり曲。 前2作は商業的には泣かず飛ばずでしたが、これほどのボーカリストが無名のまま埋もれていくにはあまりにおしいと、当時、私や私の周りの音楽ファンは思っていました。当然、彼にはそれだけの才能とソングライティングのキャリアがありましたから。やっと売れてくれてほっとした次第です。やれやれ。。。
洋楽/男性VO/ロック/AOR

Michael Bolton
マイケル・ボルトン(アメリカ)
Greatest Hits 1985-1995
ベスト盤
「The Dock of the Bay」「Soul Provider」「How Am I Supposed to Live Without You」「When I'm Back on My Feet Again」他、バラードナンバー主体の構成。やはり初期のハードロック・ナンバーは抹消されていますが、全体のバランスを考えるといたしかたないでしょう。個人的には「How Can We Be Lovers」「Said I Loved You...But I Lied」あたりがツボです。

これらの音源は、「八百屋さんの居酒屋やすい」で視聴できます。
http://www.kuromon-yasui.jp/izakaya.htm
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