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洋楽/男性VO/HM・HR

Lillian Axe
リリアン・アクス(アメリカ)
Lillian Axe
1作目
Lillian AxeはメインソングライターであるSteve Blaze(g)を中心に、1983年ニュー・オリンズで結成されました。活動はニューオリンズ〜テキサスを中心としており、デモ・テープを製作しながら、BILLYIDOLやMOTORHEAD等の前座をこなしていました。その後、RATTのオープニングアクトに起用されたのをきっかけに契約。RATTのRobin Crosby (g)のプロデュースでデビューします。
この1stアルバムはRATTの影響なのかレコード会社の思惑なのか、意外に普通のアメリカンサウンドになっています。オープニングナンバーの「Dream of a Lifetime」はまさにアメリカン・メロディアスロックのお手本のような名曲ですが、少し陰鬱な哀愁漂う歌メロの数々。バンドサウンドの本質はアメリカン・ハードロックよりもブリティッシュ・ハードロック寄りだと思います。当時「WAITING IN THE DARK」が絶賛されましたが、今にして思うと「Dream of a Lifetime」の方が彼等にしては特殊な曲だったのかもしれません。バンドのキャラクター的には「WAITING IN THE DARK」の方がしっくりくると思います。
バンドの要になっているのはやはりツインギターとSteveの作曲能力の高さでしょう。楽曲のメロディセンスは高く、ポップでメロディアス、叙情センスの良さが光っています。中でもマイナーコードを多用した曲楽曲構成は絶妙で、当時の日本の市場にもおおいに受け入れられました。(残念ながら本国アメリカでのセールスはイマイチのようでしたが。)
洋楽/男性VO/HM・HR

Lillian Axe
リリアン・アクス(アメリカ)
Love + War
2作目
RATTのRobin Crosbyがプロデュースしたことで脚光を浴びたLillian Axeの89年に発表された1年振りの2ndアルバムです。88年は全米でモンスターズ・オブ・ロックが開催されていたため、彼等は1stアルバムのプロモーション・ツアーが思ったように出来なかったようです。そのため、彼等はこの2ndを勝負作と考え、時間をかけてレコーディングしました。どの曲もよく練られており、特に1曲目「All's Fair in Love and War」と6曲目「Ghost of Winter 」(当時のアナログ盤ではA,B面のトップ)がこのアルバム最大の聴き所でしょう。ドラマティックな曲展開といいギター・ソロの甘い美旋律といい、彼等の魅力が凝縮された名曲といっても過言ではないと思います。分離の悪い音質と分厚いサウンド・プロダクションが少々疲れますがSteve Blazeの哀愁漂う美しいメロディーラインとウェットでダーティなRon・Taylorの歌声はどのバンドをも思わせないオリジナリティーが溢れていると思います。残念ながら今作がメジャーレーベル最後の作品となりました。彼らの残したアルバムはとても日本人好みだし、もっと評価されるべきだと思います。
ちなみに今作のアルバム・カヴァーは僕のお気に入りでした。ジャケット・センスもいいし、抜群に完成度の高いアルバムだったのになんで売れなかったんだろう?
洋楽/男性VO/HM・HR

Lillian Axe
リリアン・アクス(アメリカ)
POETIC JUSTICE
3作目
1992年に発売された3枚目のアルバム。
MCAとの契約を失ったゼロからのスタートにも彼等は意欲的に活動します。短期間のイギリスツアー、アメリカを含む8カ国の地道なプロモーション活動を積極的に行います。その成果もあり、3nd「POETIC JUSTICE」は、大成功にまで結びつかないまでも、各国で好意的に受け入れられました。
ツインリードの叙情的でクラシカルなサウンド、泣きの歌メロは前作より継承されていますし、Ron・Taylorのヴォーカルは以前より表情豊かになったように感じます。アルバム全体を通して捨て曲がない好盤なのですが、「All's Fair in Love and War」「Ghost of Winter 」のようなキラーソングがないのが残念。
洋楽/男性VO/HM・HR

Lillian Axe
リリアン・アクス(アメリカ)
POETIC JUSTICE
4作目
'93年に発表された彼らの4枚目のアルバムで、バンドとして最後の作品でもあります。LAメタルっぽいドライさと、ヨーロピアンな叙情とが見事に融合したサウンドですね。繊細な雰囲気はそのままに、当時流行していたグランジ・オルタナティヴの要素を見事に消化。前作よりも重厚なサウンドになっていて、よりハードな曲調になっています。泣きのメロディが満載で、相変わらずバラードも聴かせてくれます。叙情的な旋律は健在です。楽曲もバラエティに富んでいますし、毎アルバム捨て曲がないのは関心しますね。

結局レーベルの倒産もあり、彼等は正式なアナウンスも無く解散、彼等の残した4作品はどれもが個性的で、クオリティの高いものだったので、私個人的には非常に残念な解散でした。

これらの音源は、「八百屋さんの居酒屋やすい」で視聴できます。
http://www.kuromon-yasui.jp/izakaya.htm
オーディオシステムに関しましてはコチラ             
http://www.kuromon-yasui.jp/ordeo.htm