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洋楽/男性VO/ロック/ハード・コア

Korn
コーン(アメリカ)
Korn
1作目
ヘヴィ・メタル界に衝撃を与えたKornのデビュー作で、伝統的なヘヴィメタルにヒップホップの要素を加えたいわゆる「ニュー・メタル」と呼ばれるもの。へヴィロックとラップやヒップホップを融合したミクスチャーサウンドであり1990年代のヘヴィ・ロックシーンにおけるパイオニアの一つとして数えられています。彼等のサウンドの特徴はミドルテンポのビートと、極端に低くチューニングされた7弦ギターや殆ど打楽器と化している5 弦ベースの音で重低音を著しく強調したものです。そしてVOジョナサンの泣き叫ぶような異常なボーカルスタイルは、当時閉塞感が漂っていた音楽業界に新しい風を吹き込むものとなりました。もっともその後、あまりにもコーンに似たバンドが巷に溢れかえったため、バンドはしばしばアルバムごとに作風を変えることになりますが。多くの亜流やフォロワー達を産み出したことが今日のヘヴィ・ロック・シーンの繁栄に繋がっているとも言えるのかもしれません。また、この「アルバムごとに作風が違う」のもバンドの特徴であり、ファンごとに好きなアルバムが違うなどの現象もみられるところです。
そしてダークな世界観も特徴的で、これはボーカリストであるジョナサンが幼少時に家族や友人に過度の虐待を受けていたこと、若い頃に葬儀屋の死体防腐処理の仕事をしていたことが影響しているようです。
別れた 女への恨み辛み、父親に受けた虐待、幼児偏愛、ジョナサンを侮蔑した同級生への復讐・・・激しい憎悪や底知れぬ絶望といった生々しくおぞましい負の感情を歎き悲しみながら歌うジョナサン・デイヴィスの気迫がアルバム全体 を支配しています。通称「自閉症ロック」の名は伊達じゃぁありませんね。歌詞もサウンドも人間の歪みをえぐ り出しているかのような陰気で暗く重いアルバムです。
今作のプロデューサーは彼らとともに頭角を現したロス・ロビンソン。
アルバムリリース後、彼らはTVメディアなどの力を一切借りず、口コミのみで70万枚(ゴールド・ディスク獲得)のセールスを記録します。そして、セカンド・アルバムである「Life Is Peachy」は見事100万枚の売上を突破し、Kornはわずか数年でアメリカを代表するバンドとまでなります。
洋楽/男性VO/ロック/ハード・コア

Korn
コーン(アメリカ)
Untitled(無題)
8作目
今作のプロデュースは前作に引き続きアッティカス・ロス(パーカッションも担当)で、デイヴィッドがいない3人編成の状態で製作を敢行したアルバムです。サポートドラムとしてテリー・ボジオ、バッド・レリジョンのブルックス・ワッカーマンを迎えたほか、音源収録の段階でザック・ベアードのキーボードを導入するなど、外部のミュージシャンがたくさん介入した作品でもあります。ヘッドが休業のせいか、バンドの本質自体にも変化が見られるように感じられます。ドラムも多彩で打ち込み要素が強く、ノイジーな部分もかなり洗礼されていて、ヘビーメタルの要素はほとんど見られません。重さも以前より無くなって、大人のラウドといった感じでしょうか。個人的に「Evolution」目当てで聴いたのですが、メロディが充実していて聴きやすいアルバムだなと思いました。刺激を求めていたコアなファンには物足りないのかもしれませんが、これはこれで非常に完成度の高いアルバムだと思います。
ちなみに今作にはアルバムタイトルがなく、「Untitled」「タイトル未 定」「無題」「タイトルなし」などと呼ばれ、大変ややこしいことになっています。不気味で美しいジャケットのアートワークはヴィジュアルアーティストのRichard A. kirkが担当とのこと。

これらの音源は、「八百屋さんの居酒屋やすい」で視聴できます。
http://www.kuromon-yasui.jp/izakaya.htm
オーディオシステムに関しましてはコチラ             
http://www.kuromon-yasui.jp/ordeo.htm