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洋楽/女性VO/ポップス/ポップス/ヒーリング・ニューエイジ/ワールドミュージック

Enya
エンヤ(アイルランド)
Watermark
2作目
エンヤとはケルト音楽を下敷きに独自の音楽を展開する女性ミュージシャンのことであり、彼女のプロデューサーであるニッキー・ライアン、その妻であるローマ・ライアンとの共同プロジェクト名でもある。
生まれ故郷であるアイルランドで活動を続けており、各国でアルバムが発売され、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の主題歌も担当するなど、世界的な人気を得ている。日本でもCMや番組のエンディングなどに彼女の曲が多用されている。日本で爆発的に売れたのは、トム・クルーズ主演映画のサウンドトラックとしても使われた「Book Of Days」からである。日本ではヒーリングミュージックとしていくつものナンバーが愛されている。
曲調は曲の断片を少し聞いただけでも彼女のものと判るほど特徴がある。クラシックと教会音楽を基礎に、故国アイルランドの音楽など、さまざまな要素を含有しており、ワルツ調の3拍子やその他変拍子の曲も見受けられる。メインボーカルやバックコーラスを彼女自身の声で幾度も(多いときはミステイク分も含めて一曲あたり200回ほど)録音し、重ねることでダイナミックかつ荘厳なサウンドを生み出すのが一番の特徴。そのエンヤ自身の声のコーラスと彼女自身が好む深いエコーが、終始一貫して広がりのある音を生む。
初期の作品はアナログ/デジタル双方のシンセサイザーを駆使し、神話の世界をモチーフにした歌詞と共に、他の何とも似ていない力強く重厚な世界観を特徴としていたが、アルバム「メモリー・オブ・トゥリーズ」を発表したあたりから、神話の世界にとらわれることなく作曲をするようになり、曲自体もシンセサイザーを使いながらも主役はアコースティック楽器(またはそれに近い音声)やピアノとなり、明るく柔らかな曲調のものが増えてきた。その上で、アルバムに収録される曲の中には、必ず落ち着いた曲調のピアノ独奏曲が入る。また、彼女の曲は「ビジブル」(情景が良く思い浮かばれる)と言われる。
歌詞は基本的に英語であるが、曲により、ゲール語、ラテン語で書かれている場合がある。5thアルバム『アマランタイン』では、さらに日本語、ローマ・ライアンとともに作った架空の言語、"Loxian"で書かれた曲が収録されている。
彼女のアルバムリリース間隔は、4〜6年である。独特の製作手法から1曲に費やす手間が多く(録音に3ヶ月程度)、エンヤ自身が完璧主義者であるがゆえに、アルバム1枚を完成させるのに時間がかかる上、全精力を使ってアルバムをリリースした後は一年ほど休暇をとる為でもある。また、コンサート/ライブ等のスタジオ外部での活動の構想が、ファーストアルバムを発表した初期の頃からあるにもかかわらず、ここでも独自の制作方法が実現を難しくしてしまっている。このように活動内容は外部から見る限りそれほど活発とは思えないが、耳なじみの良い音に加え、何年か続く「癒し」ブーム、過去のナンバーがTVCMやドラマ、映画のテーマとして使用されるために、リスナーの印象が薄れにくく、それも人気を維持している。

大学在学中(18歳)の時、彼女の姉、兄らが1970年代に結成した「クラナド」(CLANNAD) に2年ほどの間、ツアー、アルバム製作共に参加している。担当のパートはワーリッツァーのエレクトリックピアノやプロフェット5等の電子鍵盤楽器。エンヤは後に、この頃に当時のアナログシンセサイザー音声を使ったハイテクサウンドとトラディショナルサウンドをブレンドさせたスタイルを見つけ出し発展させたと語っている。(このグループには、今ではソロ活動も行っている長姉のモイア・ブレナンがおり、また、アルバム『フアム』(Fuaim)を最後にエンヤが抜けて後、1982年に「ハリーズ・ゲームのテーマ」(Theme From Harry's Game)がヒットし、一躍有名になった。)
クラナドから脱退した彼女は、『フアム』のプロデューサを務めたニッキー・ライアン(Nicky Ryan) と、彼の妻 ローマ・ライアン(Roma Ryan) らと共に音楽作りを始める。まだ進むべき方向性を決める事が出来なかったエンヤに対し、彼らは自宅をスタジオとして提供。そこで製作された曲を聴いたローマ・ライアンは「音楽から様々な情景が見えるから、映画音楽をやってみては?」とアドバイスした。そこで、実際に映画監督デイビット・パットナムに7〜8曲の楽曲を送ったところ気に入られ、それがきっかけで映画「The Frog Price」(1985年)への楽曲提供が決まった。この楽曲提供に関し、後にエンヤは「まだ方向が決まってなかったから、オーケストラ編曲にしてしまった。」と語っている。
この頃と前後して、エンヤは144チャンネルもの音声をほぼ劣化なしで同時録音/再生できるデジタルマルチトラッカーの存在を知る。この出来事は、後に彼女の音楽の特徴となる、彼女自身の声を多重録音したコーラスをつむぎだす為の重要な要素であり、元となるアイデアはニッキー・ライアンから提案された。以後の音楽製作では2台の144チャンネルデジタルマルチトラッカーを常に使っており、その重要性は、エンヤ自身が「知らなかったら、その辺でピアノの教師でもしてたでしょうね。」と語るほどである。
映画音楽の次に決まった仕事がイギリスのBBCのプロデューサーであるトニー・マッコーリーの依頼であり、1986年に放映されたテレビドキュメンタリー番組「The Celts」(日本ではNHKより「幻の民ケルト」として放映)のためのサウンドトラックである。この番組は当初アイルランド出身の複数のアーティストの楽曲が使われる予定であったが、番組スタッフが提供された「March of the Celts」等の楽曲を非常に気に入り、番組中すべてのトラック製作をエンヤに依頼することに決定した。
1986年BBCエンタープライゼスが「The Celts」のサウンドトラックをアルバムとしてまとめ、『ENYA』(日本では「アイルランドの風」というタイトルでジムコより発売)として発表。アイルランドのアルバムヒットチャートでは1位のU2「ヨシュア・トゥリー」に次ぐヒットとなる。(事実上のデビュー作)
1987年 当時のW.E.A/UKの社長ロブ・ディケンズ氏が「The Celts」のサウンドトラックを気に入り、自らエンヤのスタジオを訪ね「制作費は全て出すし、何年かかっても良いから、一枚のアルバムを作って欲しい。シングルヒットを考えなくて良いから、一枚の作品として評価されるアルバムを作ってください。」と申し出たのをきっかけに、アルバム「ウォーターマーク」の製作が始まる。
1988年アルバム『ウォーターマーク』(watermark)発表。(日本デビュー作)シングルカット「オリノコ・フロウ」(Orinoco Flow)が人々を魅了し、記録的なヒットとなる。
1991年、セカンドアルバム『シェパード・ムーン』が発売された。イギリスではアルバムチャート1位入り、アメリカではビルボード・チャートに計199週(約4年)チャート・イン。
1992年、龍村仁監督ドキュメンタリー映画「地球交響曲第一番」出演(楽曲は第二番、第三番にも使用 1995年、サードアルバム『メモリー・オブ・トゥリーズ』が発売された。
1997年に発売されたベストアルバム『ペイント・ザ・スカイ〜ザ・ベスト・オブ・エンヤ』は日本だけで200万枚を売る大ヒットになった。日本版では、ボーナストラックとして、ゲール語版『きよしこの夜』が収録されている。
2000年、4thアルバム、『ア・デイ・ウィズアウト・レイン』が発売され、全世界で1000万枚近いヒットとなった。この頃になると日本での人気も完全に定着し、しばしばTV番組で歌声を披露するようになる。
2001年、ファンタジー大作として有名な「指輪物語」(J.R.Rトールキン原作)のファンであるという彼女は、映画『ロード・オブ・ザ・リング』に「May It Be」という曲を提供した。
同年、日本の映画「冷静と情熱のあいだ」(竹野内豊主演)で楽曲が使用され、映画に合わせて編集された、同作のサウンドトラックを兼ねたベスト盤(2009年現在廃盤)が日本国内で120万枚のヒットになった。
2004年、初めて日本語で歌った曲『菫草〜SUMIREGUSA〜』をPanasonic『ビエラ』のCMソングとして発表した。この曲は松尾芭蕉の「野ざらし紀行」をモチーフにしている。
2005年11月には、5thアルバム『アマランタイン』が発売され、上記CMで注目された『菫草〜SUMIREGUSA〜』も収録された。
2006年11月には、5thアルバム『アマランタイン』に新録音の新曲4曲を加えたアルバム『アマランタイン〜プレミアム・ウィンター・エディション』が発売された。2005年発売の『アマランタイン』のディスクと、新曲が収録されたディスクの計2枚で構成されている。
2008年、6thアルバム『And Winter Came 』が発売された。(Wikipediaより引用)

エンヤの出世作であり、その後の彼女の人気を決定づけた作品。同じような時期に日本デビュー盤が発売されたジプシー・キングスと並んで、斬新さ、新鮮さが話題となったアルバムで、当時としてはちょっとセンセーショナルな内容でした。どちらかというとマニアックな内容で、私自身、「BGMにいいな」程度で聴いていたので、その後の世界的大ヒットには驚きました。よもやここまで一般的に受け入れられるアーティストになるとは正直思ってませんでしたねぇ。
ヒット曲「Orinoco Flow (Sail Away)」はもちろん、「Watermark」「Storms In Africa」が大のお気に入りです。
レコーディングには外部の人間をあまり使わずに、エンヤとプロデューサー、ニッキー・ライアン、その妻ローマ・ライアンとの作業に一元化。さらに、コーラス・パートもすべてエンヤ自身の声のみを使った多重録音なので、エンヤの才能、音楽性が最大限発揮されていると思います。 一つ一つの曲も素晴らしいのですが、アルバムとしての構成も素晴らしく、コンセプトアルバムのように整合性のとれた作品です。清澄で気高く、気品あふれる独特の音世界と、優しさに満ちた聴き心地の好さがたまりません。

これらの音源は、「八百屋さんの居酒屋やすい」で視聴できます。
http://www.kuromon-yasui.jp/izakaya.htm
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