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洋楽/男性VO/HM・HR

Cinderella
シンデレラ(アメリカ)
Long Cold Winter
2作目
シンデレラは、1984年、リーダーのトム・キーファー(ボーカル、ギター)と、エリック・ブリッティンガム(ベース)の2人を中心に結成され、さらにマイケル・スメリック(ドラム)とトニー・デストラ(ギター)が加入した。1985年、ペンシルベニアのEmpire Rock Clubでジョン・ボン・ジョヴィに発見された。その後マイケルとトニーはBritny Foxに加入するためバンドを離れ、ギタリストにジェフ・ラバーを、ドラムにジム・ドルネックを迎えた。このメンバーで、1stアルバム『Night Songs』をレコーディングした(ただしドラムはセッション・ドラマーのジョディ・コルテスによって行われた)。レコーディングして間もなく、ドラマーのジムが脱退し、Londonのドラマーであるフレッド・コウリーが加入した。やがてアルバムは1986年8月にリリースされ、3つのプラチナムを獲得した。このアルバムのツアーでは、ボン・ジョヴィのSlippery When Wetツアーの前座としてプレイした。
2ndアルバムの『Long Cold Winter』が1988年にリリースされ、14ヶ月に渡る254箇所でのツアーを行った。またこの期間中、ソ連時代のモスクワでMoscow Music Peace Festivalにも出演し、オジー・オズボーン、スコーピオンズ、ボン・ジョヴィらと共演した事で話題になった。
1990年に3rdアルバム『Heartbreak Station』がリリースされ、トムの趣味が強く反映されたよりブルージーなサウンドに仕上がった。このアルバムのツアーを最後にフレッドは脱退し、元ラットのヴォーカリストだったスティーブン・パーシーのバンドArcadeに加入した。また、キーファーはこの頃から喉に不調を訴え始め、手術を何度か経験している。
シンデレラは1997年に再結成し、翌年まで全米をツアーしている。また、再結成の年にはベスト盤である『Once Upon A...』(Looking Back)を、1999年にはライブアルバム『Live at the Key Club』の2枚のアルバムをリリースしたが、次作の曲を書いている間にレコード会社(ソニー)との契約を切られてしまった。その後彼らは2000年および2002年に再びツアーを行っている。
現在、エリック・ブリッティンガムとジェフ・ラバーは、エリックの妻のバンドであるNaked Beggarsで活動を行っている。フレッドも数多くのバンドに参加しており、トムはソロ活動中である。2005年、Mercury Recordsはコンピレーション・アルバム『Rocked, Wired & Bluesed: The Greatest Hits』をリリースした。
シンデレラは2006年夏まで、ポイズンとともに彼らの1stアルバムリリース20周年を記念したツアーを行った(「Night Song」と「Look What The Cat Dragged In」はともに1986年の発表)。このツアーは2006年に行われた中でも比較的成功をおさめ、一夜あたり約2万人のオーディエンスが集結した。
トム・キーファーの絞り出すようなボーカルスタイルは、ジャニス・ジョプリンに強く影響されている。

プロデューサーは前作同様アンディ・ジョーンズ。ミキシングは、イングヴェイ・マルムスティーン、ガンズ・アンド・ローゼス、ドッケン、テスラ等を手がけたスティーブ・トンプソンとマイケル・バービエ。10曲中9曲の作詞・作曲をボーカルのトム・キーファーが担当。トム・キーファーがドラムの音に変化つける理由で、一部の楽曲をコージー・パウエルがたたいています。なお、レコーディングは長期間にわたり、ジューダス・プリーストとの全英ツアーをキャンセルするほど大幅にずれ込んだようです。

まず、ボン・ジョビの弟分ということや、バンド名、ルックスに騙されてはいけません。バンド・サウンドは骨太でブルージーなHM/HR・ロックン・ロール。シンデレラなんてバンド名からはおよそ想像のつかない、男くさくて味わい深い大人のロックです。
バンドの大きな個性になっているのは、なんといっても、ボーカルのトム・キーファーの唯一無二の個性的な声。ジャニス・ジョプリンのようなしゃがれ声で、今作もトム・キーファー色が非常に濃く出たブルースっぽい作品になっています。
アルバムの内容は、前半「Gypsy Road」「Don't Know What You Got (Till It's Gone)」「Last Mile」までの完成度は尋常じゃなく高く、特に「Don't Know What You Got (Till It's Gone)」はHM/HRバラード史に残る名曲。HM/HRとブルース、ロックンロールが上手く融合していて、渋さとキャチーさとのバランスがいいアルバムです。個人的にはLAメタルっぽさが残る1st、趣味に走り過ぎた3rdより、本作が一番”シンデレラ”としてしっくりくる内容です。

これらの音源は、「八百屋さんの居酒屋やすい」で視聴できます。
http://www.kuromon-yasui.jp/izakaya.htm
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