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洋楽/男性VO/ポップス

Billy Joel
ビリー・ジョエル(アメリカ)
Cold Spring Harbor
1作目
発売当初は全く売れなかったビリー・ジョエルのデビューアルバム。
僕が始めて今作を聴いた当時は長らく廃盤になっていたビリー・ジョエルのレコードが再販されるという事で結構話題になっていました。繊細かつナイーヴ、ごちゃごちゃしたアレンジもなく、なんの飾り気もない素朴なアルバムなんですけど、今聞くとそれが逆に新鮮ですね。この人はシンプルなピアノの弾き語りが一番似合っているような気がします。「Everybody Loves You Now」「Tomorrow Is Today」「Got To Begin Again」がいいです。「She's Got A Way」は名曲。
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Billy Joel
ビリー・ジョエル(アメリカ)
Piano Man
2作目
前作が所属レコード会社による勝手な判断で、録音テープの再生速度を速めて制作されるエピソードは有名ですね。結局デビューアルバムは鳴かず飛ばずで、彼は失意のうちに逃げるようにしてロサンゼルスに移住します。その後、人間不信から鬱病が進行し自宅にひきこもりがちになってしまったそうです。しかし遂に不遇時代の経験を歌にした「ピアノ・マン」が大ヒットし、彼は大スターへの運命を切り開くことになります。
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Billy Joel
ビリー・ジョエル(アメリカ)
Streetlife Serenade
3作目
ビリー・ジョエルといえばニューヨークのイメージですが、この頃はロサンゼルス在住でした。本作発表後ニューヨークへ帰りますが、当時はまだ20歳代でしたね。声からも初々しさが感じられます。今作はやや急造アルバムといった感じで、荒削りですが 今聴くとシンプルな音のつくりが新鮮です。いい意味で緊張感がなく、乾いたスネアの音とBillyのピアノが明るくてリラックスして聴けます彼のキャリアの中で一番地味なアルバムだといえますが、けっして駄作ではありません。一応ゴールド・ディスク認定アルバムです。「スーベニア」は名曲。
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Billy Joel
ビリー・ジョエル(アメリカ)
Turnstiles
4作目
彼にとってキャリア中唯一のセルフ・プロデュース作品で、自身が「最も好きなアルバム」と言っている作品。
なかなかの力作で、他のアルバムに埋もれて一般的に知名度が低いのが残念です。名曲「NEW York State Of Mind「さよならハリウッド」「マイアミ2017」など充実した楽曲を収録しながらも商業的には不振に終わりました。タイトルの「Turnstiles」は、ジャケ写真にも写っているニューヨークの地下鉄の「回転式改札口」のことだそうです。腕木を回転させて入口を出入りする様々なニューヨーカーの人生のストーリーが描かれているようです。
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Billy Joel
ビリー・ジョエル(アメリカ)
Stranger
5作目
Strangerとは見慣れない人間・他人という意味です。ジャケットにあるのは能面と向かい会うBillyの姿で、自分の中にある仮面という存在に向き合うという意味だそうです。それまでの彼の作品は、ピアノの弾き語り、詩的でフォーキーなイメージでしたが、今作ではクールで都会的で洗練された感じがします。この変化は、プロデューサーであるフィル・ラモーンによるところが大きいと言われています。フィル・ラモーンは多様な音楽的アイデアを提案することで、彼の才能を最大限に引き出し、この作品以降も共同作業を続けることとなります。今作は世界規模でも商業的に成功し、現在の地位を確立・不動のものとしました。
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Billy Joel
ビリー・ジョエル(アメリカ)
52nd Street
6作目
前作同様フィル・ラモーンプロデュースの今作は、ピアノマンからエンターテイナーロックシンガーへの過渡期への作品で、彼自身最も油ののった頃の作品だと言えます。
前作「Stranger」が素晴らしい出来だったため、自作は難しいだろうという大方の予想を見事に覆した不朽の名作。「Honesty」をはじめ、次々と泉の湧出てくる様に産みだされてくる名曲の数々にはまさに脱帽といった感じです。彼はこのアルバムで初の全米チャート1位、同年度のビルボードの年間アルバムチャートでも1位を獲得。グラミー賞の最優秀アルバム賞と、男性ポップ・ボーカル部門の2部門を受賞しました。また、今作は世界初の商業用CDとして発売されたことでも知られています。個人的にラストは「アンティル・ザ・ナイト」でよかったような気がします。(次曲の「ニューヨーク52番街」はいらないような。。。)
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Billy Joel
ビリー・ジョエル(アメリカ)
Glass Houses
7作目
アルバム・ジャケットで、石を持ったBillyが狙っている家は、Billyが一時所有していた邸宅だそうです。
彼のキャリア中もっともロック色の濃い作品で、商業的には大成功を収めましたが、今となっては名作「Stranger」と「52nd Street」の後の作品で若干影が薄くなってしまいました。もちろん、クオリティが高い作品であることは言うまでもありません。どの曲もPOPで親しみやすくメロディメイカーとしての彼は健在です。SONYからの発売ということもあり、日本におけるビリー・ジョエル人気もこの頃に確立されました。
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Billy Joel
ビリー・ジョエル(アメリカ)
Songs In The Attic
8作目
彼にとって初のライヴ・アルバムで、1980年のアメリカ・ツアーで録音した音源を使用しているそうです。
「屋根裏部屋に置かれた歌」と彼自身が語る通り、このアルバムの収録曲は、「Stranger」の前の初期の4枚のアルバムからセレクトされています。 「Turnstiles」までのベスト盤ともいえる選曲ですが、「ピアノ・マン」「スーベニア」「New York State of Mind 」等が入っていないのが残念です。(ライブとオリジナルがあまり変わらないとの理由であえて入れてないそうですが。)どの曲も大ヒットには至らなかったもののBillyの思い入れの強い隠れた名曲ばかりです。スタジオ録音とのアレンジの違いを聞き比べてみるのもいいですね。
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Billy Joel
ビリー・ジョエル(アメリカ)
Nylon Curtain
9作目
それまでの作風からは一転、ベトナム戦争や現代社会の諸問題を取り上げたダーティな作品。アメリカの闇の部分に潜むシリアスな問題を取り上げた重いテーマの曲が多いのですが、歌詞を無視してしまえば結構ポップな曲も多いです。
今作は彼の作品の中でも異色な存在で、発売当初から賛否両論渦巻きました。派手さはないもののどの楽曲も完成度が高く、引き締まったアルバムだと言えると思うのですが、シリアス過ぎて、ファンの間ではいまひとつウけの悪い作品となってしまいました。多分レコード会社の意向なのでしょうが、次から次へとシングルを出されたれたのには辟易としましたが。(コンセプトアルバムなのだからシングルカットは控えてほしいですね。)
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Billy Joel
ビリー・ジョエル(アメリカ)
Innocent Man
10作目
今作は前作から10ヶ月という異例の短い間隔でリリースされました。
彼自身が影響を受けた50年〜60年代のソウル、R&Bに傾倒して作られたと思いますが、前作「ナイロン・カーテン」から一転、リラックスした作品に仕上がりました。これまでの作品の中で最も明るく、ポップで聴きやすいアルバムで、良く言うと「軽快」、悪く言うと「軽い」印象です。まあ、彼は何をやっても上手いという事なのでしょうが、あまりに大衆迎合的な作風に、ファンの間では評価が分かれました。事実、これ以降コンセプトアルバムが出てこず、混迷を極めたまま今に至っていると思まれます。「アップタウン・ガール」「イノセント・マン」「あの娘にアタック」とおなじみの名曲がズラリ...なのですが、個人的にもこの作品からビリー離れしました。
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Billy Joel
ビリー・ジョエル(アメリカ)
Bridge
11作目
ベスト盤「ビリー・ザ・ベスト」を挟み「イノセント・マン」から3年後に発表された1986年度作。プロデューサーのフィル・ラモーンとの共同作業は、アルバム単位では本作が最後となりました。
憧れのレイ・チャールズとのデュエット、スティーヴ・ウィンウッドとのセッション、シンディ・ローパーとの共作/共演と話題にこと欠かない一枚。 ビルボード全米アルバム最高7位、当時200万枚突破と悪くはないのですが、ファンの間ではもうひとつ人気のないアルバムとなってしまいました。デジタル特有の高周波の音のクセもこの作品を台無しにしているように思われます。
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Billy Joel
ビリー・ジョエル(アメリカ)
Storm Front
12作目
「今度は、本格的に行き詰ったな・・・。」というのが正直な感想です。
今作はプロデュースにフォリナーのミック・ジョーンズを迎えた異色作。ビリーは、ミックのソロ・アルバム「ミック・ジョーンズ」にゲスト参加しており同作に参加したジョー・リン・ターナー(元レインボー)も本作にゲスト参加しました。彼は昔に比べると歌い方や声質が変わってきましたね(年もとりましたし)。
コンセプトはありませんが、今作はなかなかの良作だと思います。70年代の輝きを失ったとはいえ、やはり彼は稀代のメロディメーカーです。