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洋楽/男性VO/ロック

Asia
エイジア(イギリス)
1作目
デビュー作にして10週連続で全米No.1を記録、全世界で1500万枚のセールスを達成、シングル「Heat Of the Moment」は全米ロックチャート1位、全米ポップチャートでも4位を記録と、彼等の最高傑作にして、80年代を代表する名盤。全曲シングル・カットできるほどの楽曲の完成度と、巧みなアレンジセンスは隙がなく、メロディック・ロック・ファンには必聴の一枚です。

Asia(エイジア)は、ジョン・ウェットン(vo.b/元キング・クリムゾン、ロキシー・ミュージック、U.K.)を中心に結成。イエスのマネージャーだったブライアン・レーンの仲立ちによりジョン・ウェットンとスティーヴ・ハウ(g.vo/元イエス)が一緒に曲作りをするようになり、その後カール・パーマー(ds/元EL&P)が加入、さらにハウの紹介によりジェフ・ダウンズ(kbd/元バグルス、イエス)が加入して結成されました。バンド名の”Asia”はブライアン・レーンが提案。
イエス、キング・クリムゾン、EL&Pといったビッグ・ネームのプログレ・バンドの元メンバーが集ったグループなだけに、変拍子や長尺の組曲なんかを期待されましたが、ふたを開けてみると見事に「3分間ポップス」。やれ「プログレの裏切り者」「金に釣られてポップに走りやがって」「産業ロック」とかいわれて、当時はコアなプログレ・ファンや評論家から結構叩かれたました。(ちなみに「産業ロック」という言葉は、音楽雑誌「ロッキング・オン」の元編集長、ヘビメタ嫌いの渋谷陽一氏によって命名された言葉だそうです。)渋谷陽一氏からは「まるでハンバーガー」と言われたほど、ファースト・フードのハンバーガーのように手軽な楽曲はよく売れましたね。非常に親しみやすいメロディ・ラインとドラマティックな曲展開がうけて、評論家の下馬評を覆すほどの大ヒットとなりました。ロジャー・ディーンのジャケも秀逸です。
洋楽/男性VO/ロック

Asia
エイジア(イギリス)
Alpha
2作目
83年発表の2nd。
プログレ・ファンや評論家の酷評はなんのその、結局デビュー作「エイジア」は1982年No.1ヒットに結びつき、ここまで徹底的に「3分間プログレ・ポップ」をやられれば、プログレ・ファンの雑音を振り払うには十分な境地でしょう。本作は本国イギリスよりもアメリカ市場に重点をおいて製作されたかのような内容で、ドラマチックなアメリカン・メロディアス・ハード路線に仕上がっています。今作からスティーヴ・ハウ、カール・パーマーが作曲に関わらなくなり(というか、彼等の曲は却下されたようですが)ジョン・ウェットンとジェフ・ダウンズの曲オンリーに統一されています。その分、ハウのギターよりダウンズのキーボードが全面にフィーチャーされており、エイジアの最大の特徴であるドラマチックで壮大な曲展開はさらに磨きがかかっているように感じられます。商業的には大ヒットした1stに遠く及ばず、なにかと1stと比較して本作を否定的にとらえる方もおられますが、本作もかなりの名盤です。エイジアといえば「Don't Cry」を真っ先に連想する音楽ファンも多いはず。「Smile Has Left Your Eyes」「Eye to Eye」「Last to Know」「Open Your Eyes」他聴き応えのある曲ばかり。あと、音の解像度が悪いのがもうちょっとなんとかなればなあ。。
洋楽/男性VO/ロック

Asia
エイジア(イギリス)
Astra
3作目
スティーヴ・ハウ脱退、ジョン・ウェットン復帰といったドタバタ後、長いレコーディングを経て発表された85年発表の3rd。作曲に関しては、前作以降ほとんどの曲をジョン・ウェットン/ジェフ・ダウンズの2人で作っていたため、スティーヴ・ハウ脱退の影響はほとんど感じません。楽曲も、必要以上に大仰になり過ぎないよう(ジェフ・ダウンズがはりきればはりきるほど、一昔前のアニメソングのように大袈裟になっていくので。。。)よりコンパクトにまとめてられていて、気合を入れまくった割に、スッキリとした作りになっているような印象です。やや、アメリカ市場を意識しすぎていて、ブリティッシュロック・テイストが希薄になっているように感じられますが、キラキラしたキーボードが美しい名曲「GO」をはじめ、「Voice Of America」「Hard On Me」「Rock And Roll Dream」等、楽曲のクオリティはおそろしく高いです。アルバムとしての統一性はなく、ややまとまりに欠ける部分はありますが、これほどの作品が市場からほとんど無視されたのは不思議な事のように思います。彼等のようなサウンドは時代遅れで、一般リスナーからは大袈裟すぎてダサイ印象が強いというのが現実なのでしょうか。時代に埋もれた名盤。

これらの音源は、「八百屋さんの居酒屋やすい」で視聴できます。
http://www.kuromon-yasui.jp/izakaya.htm
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http://www.kuromon-yasui.jp/ordeo.htm