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洋楽/男性VO/HM・HR

Accept
アクセプト(ドイツ)
Metal Heart
6作目
Acceptはヘヴィメタルを形作った典型的バンドの一つ。欧州・日本で根強い人気を誇るジャーマンメタルの最初期の類例として知られ、「ジューダス・プリースト」「アイアン・メイデン」「スコーピオンズ」と並び称される。欧州出身のHMバンドの代表格して語られるバンドです。(PRIESTやMAIDENは知ってるけど、ACCEPTは知らないという10〜20代のメタルファンは結構多いようですが。)
バンドの母体はヴォーカリストであるウド・ダークシュナイダーが1970年代初頭に結成。その後、1979年にウルフ・ホフマン(ギター)、ヨルグ・フィッシャー(ギター)、ピーター・バルテス(ベース)と、1stアルバム制作後に加入するステファン・カウフマン(ドラムス)というラインナップを完成させ、アルバム「ACCEPT」でデビューを果たす。
1枚目・2枚目は特に話題とはなりませんでしたが、1981年、3枚目のアルバム「BREAKER」発表時、英国ではNWOBHMのムーブメントが起こっており、それに呼応する形で彼らの存在が認められていきます。
この頃からマネージメントを引き受けるようになったマネージャーのギャビー・ホーク(現在はウルフ・ホフマンの妻でもある)の活躍もあり、バンドはジューダス・プリーストの前座としてワールド・ツアーを行い、ヨーロッパのみならず米国でも高い評価を得ます。ヨルグ・フィッシャーの脱退(後に復帰)、ハーマン・フランクの加入を経て、アルバム「Restless & Wild」、「Balls to the Wall」で彼らのスピード・メタル、ヘヴィメタル・バンドとしての地位が確立されます。
バンドサウンドは、速い曲にとらわれない重厚なサウンドで、流麗なツインギターとVOウド・ダークシュナイダーのクセの強いダミ声が特徴的。メンバーのゴツゴツしたイメージとは裏腹に、曲によってはかなりPOPなものもあるのですが、VOウドがあの声なので、曲調がポップでも軽くは聞こえないのがいいですね。時代の波に左右されず、我が道を行くとばかりに頑固一徹なメタルサウンドを追求。その若干ダサいメタルセンスがコアなメタルファンから支持されています。
本作は1985年リリースの6ndアルバム。
HR/HM専門誌「BURRN」85年度のNO1アルバム。メタルファンとしては、好き嫌いではなく時代を創った必聴盤としておさえておきたい名盤。なんといっても1曲目の「Metal Heart」(「Dimmu Borgirのカヴァーバージョンもありますよ)からラストの「Bound To Fall」まで捨て曲がなく、タイトル曲の「Metal Heart」は未だ語り継がれる名曲。間奏でウルフが奏でる「エリーゼのために」は鳥肌ものです。
洋楽/男性VO/HM・HR

Accept
アクセプト(ドイツ)
Russian Roulette
7作目
1986年、VOウド在籍最後のアルバム。
硬派で骨太、重厚でパワフルながらもメロディ志向な前作を引き継ぐ名盤。
今作は戦争をコンセプトに制作されており、全体がシリアスで悪く言うと地味なトーンで統一されています。
ウドのつぶれたようなダミ声とマッチョな男性地響きコーラス・重低音コーラスをうけつけない方はさておき、曲自体は前作同様キャッチーでメロディアスです。実は名作の誉れ高い「Russian Roulett」よりこっちの方が好きという方も結構いらっしゃるようですが、前作と比較すると、トータルで曲にバラツキが多いように感じます。(アルバム前半のインパクトが強すぎるせいかもしれませんが。)
「T.V. War」 「Aming High」「Russian Roulett」「Stand Tight」等ポップでキャッチーな曲においてもACCEPTならではの荘厳なヘヴィ・メタルは失われてはいないません。
洋楽/男性VO/HM・HR

Accept
アクセプト(ドイツ)
Eat The Heat
8作
前作発表後、バンドはアメリカで成功する為のサウンド路線を考え、VOのウドは事実上解雇されます。(ウド解雇の背景には、ウルフ・ホフマンと妻でありマネージャーのギャビーがバンドとしての権利を独占していたことが関係しているそうですが。)替りに入ったのはアメリカ人シンガーであるデヴィッド・リース。誰もが思った通り、今作はUdoの声=Acceptだと考えるファンに蛇の様に嫌われた。「ウドの歌わないアクセプトなんてアクセプトじゃない」と考えるファンあってのバンド。これまで築き上げてきたACCEPTというバンドの財産を捨てる結果を考えれば、このメンバーチェンジは大失敗でした。同時期、ツインギターを担っていた一人、ヨルグ・フィッシャーが脱退、ある意味、ACCEPTはここで一つの終焉を迎えたと言えるのかもしれません。その後、ステファン・カウフマンが激しいドラミングと長年のツアーから背骨の異常をきたし活動不能に。ウルフはバンドの解散を決意するに至ります。
ただ、そういうくだりを気にしないで聴くと本作は非常に良く出来た作品だと思います。新加入のVOデヴィッド・リースはなかなかイイ声をしていますし、歌えるヴォーカルが入ったことで楽曲の幅がはるかに広がりました。UDOでは考えられなかったような極上のバラードまでありますし、もっと評価されてもいい作品だと思います。問題作にして迷作であることには間違いないのですが。。。
洋楽/男性VO/HM・HR

U・D・O
ユーディーオー(ドイツ)
Animal House
1作目
音楽的方向性の違いを理由にアクセプトを脱退したウド・ダークシュナイダーが1987年に結成。
ウド(Vo)、マティアス・ディート(G/元SINNER)、ピーター・ツィゲッティ(G/元WARLOCK)、フランク・リッテル(B/元WARLOCK)、トーマス・フランク(Dr)のラインナップで始動。
デビュー当時はコマーシャルな色合いを排除したパワフルなヘヴィメタルを展開。アクセプトの音楽性自体は引き継いでいますが、意図的にアクセプト色は排除しているようです。ただ、本家?アクセプト解散後はアクセプト時代のサウンドも取り入れていくようになります。
このアルバムは全曲をアクセプト側が手掛けた(そのうち、LAY DOWN THE LAWはアクセプト自身のレコーディングによるもの)形で構成されており、当時のU.D.O.はまだバンドの形態ではなく、4人のミュージシャンを雇う形での出発となります。アクセプトの音楽性を引き継ぐことを目的に作られたバンドなので、重戦車の如く突き進むマッチョなサウンドはアクセプトそのものです。
洋楽/男性VO/HM・HR

U・D・O
ユーディーオー(ドイツ)
Mean Machine
2作目
89年発表の2ndアルバム。
デビュー作はACCEPTが作っていたことから、U.D.O.にとって実質的な1stアルバムになると思います。
本作において彼は持ち前の硬質なギターリフに親しみ易いフレーズ・歌メロを構築するバンドサウンドを確立します。
多彩で聴き応えのあるメロディにVOウドのダミ声、マティアス・ディートの宙を舞うような華麗なギターワークがバンドの強烈な個性になっていますね。作曲面において、ウド(ウドのあのルックスと声からは想像できないほどのメロディセンス!)とマティアス・ディートのライティングセンスの良さには正直驚きました。サウンドプロダクションがシンプルでコンパクトなのでメロディの良さが際立っています。
「Don't Look Back」「We're History」「Painted Love」「Mean Machine」「Lost Passion」「Sweet Little Child」他捨て曲無しの好盤です。
洋楽/男性VO/HM・HR

U・D・O
ユーディーオー(ドイツ)
Faceless World
3作目
元アクセプトのステファン・カウフマンが本格的プロデュースした作品。
後にVOウドが語っているように、前2作では意図的にアクセプトとは違うアプローチを模索していましたが、ここに来てようやくアクセプトの亡霊を振り払ったと言える、独自のアイデンティティを確立しています。全盛期のアクセプトに全く引けを取らない名作にしてU.D.O.の最高傑作。もっと評価されるべきアルバムだと思います。
それまでの彼等はひたすら重戦車の如く突き進むイメージでしたが、ステファン・カウフマンという有能なブレインを得て明らかにアレンジのバリエーションが増えています。ヘビーでありながら美しいメロディがあるのは、キラキラメロディにデスボイスという昨今のメロデスの方法論に近いのかもしれません。曲がキャッチーなのに全く軟弱に聴こえないのは、やはりVOウドのメタル・ボイスあってこそです。
そして何よりも特筆したいのは、マティアス・ディートのギタリストとしての才能。前作「Mean Machine」等でも華麗なギタープレイを披露していましたが、今作の「Heart Of Gold」の衝撃は忘れません。その空を舞うような美しいギター・メロディにとろけてしまいました。(次作「Timebomb」等でも再びとろけてしまいましたが)アイディア豊富なギターワーク、ギター・メロディの素晴らしさ、その存在感はVOウドと全く互角といえるでしょう。もっと名前が知れ渡っていていいギター・ヒーローだと思います。
「Blitz Of Lightning」「Stranger」「Faceless World」「Future Land」他聴き所満載の隠れた名盤です。
洋楽/男性VO/HM・HR

U・D・O
ユーディーオー(ドイツ)
Timebomb
4作目
今作は、メロディー重視の多彩な曲が多かった前作から一転、攻撃的でヘビーな作品に仕上がっています。
ヘビネスは1st「Animal House」に立ち返った感がありますが、疾走感は今作の方がはるかに向上しています。実は以外とミドルテンポの曲が多かったU.D.Oの作品の中において、今作は例外的であると言えるかもしれませんね。
マティアス・ディートのギタープレイは健在で、攻撃的な楽曲にマティアスの流麗なギター、ウドのダミ声、ステファン・カウフマンのプロデュースが高い次元で融合しています。
残念ながら、この後のアクセプトの再結成にともないバンドは一時解散。彼等にしか作りえなかったサウンドが聴けるのは今作が最後となってしまいます。もしこのままUDOを続けていれば、あるいはアクセプトにマティアスが加入していれば...(ありえんが)と考えると残念でなりません。
洋楽/男性VO/HM・HR

U・D・O
ユーディーオー(ドイツ)
Solid
5作目
1997年に発表された5thアルバム。再結成アルバムです
再結成ACCEPTが個人的に不本意な内容だったため、正直このアルバムを聴いて安心しました。
活動再開時、バンドはマティアス・ディートに参加を要請しますが、マティアスはU.D.O.解散時にミュージシャンを引退しており、断られたそうです。一方、ウドと蜜月関係にあったステファンは背骨の損傷によりドラマーからギタリストに転向。作曲は総てウド&カウフマンによって行われています。内容についても復活作としては上出来だと思います。マティアス・ディートが再結成に参加していないのはかなりのマイナス要因ですが、全盛期と比較さえしなければ上々の出来だといえるでしょう。今後に十分期待させてくれるだけのクオリティは備えていると思います。

これらの音源は、「八百屋さんの居酒屋やすい」で視聴できます。
http://www.kuromon-yasui.jp/izakaya.htm
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